公開シンポジウム 科学の専門知を法廷でどう扱うか? NSW土地環境裁判所長官プレストン判事を迎えて (同時通訳あり,事前申込制,無料) 概要: 裁判では法的判断に際し,多様な不定性を内在する科学技術・医療などの専門的知見を利用する必要が生じます. 専門的知見活用のための新しい手法として世界的に注目される「コンカレント・エヴィデンス」を育んだオーストラリアNSW州土地環境裁判所の長官として豊富な経験を持つブライアン・プレストン(Brian Preston)判事の来日を機に,日豪一線の実務法律家が具体的工夫・手法を互いに紹介し,法学者・科学者と共に今後の可能性と課題を明らかにしていきます. 日時: 10月24日(金) 10:00~12:30 場所: 弁護士会館(2階)講堂「クレオ」 東京都千代田区霞が関1丁目1番3号(地下鉄・霞ヶ関駅B1出口直 結) プログラム [講演]10:05~11:25 1)10:05~10:45 「専門的証拠のための特別な裁判手続」 NSW土 地環境裁判所長官・ブライアン プレストン 2)10:45~11:00 「専門的知見の獲得のための工夫:座談会方式の経験から」 東北大学法科大学院教授・信濃 孝一 3)11:00~11:25 「日本における専門的知見の獲得のための制度と方策:カンファレンス鑑定、 複数鑑定、専門委員,専門家調停」 東京地方裁判所判事・岡崎 克彦 [パネル・ ディスカッション] 11:30~12:30 プレストン判事,岡崎判事,信濃教授 岡山家地裁倉敷支部 寺田 利彦 判事 東京大学法学部 米村 滋人 准教授 (司 会)立命館大学法学部 渡辺 千原 教授 (司会)東北大学理学部 本堂 毅 准教授 参加対象: 法律家,医学,工学等を含む広い意味での科学者,科学的専門知の 利用に関心があるジャーナリストや研究者 主催: 科学研究費補助金・基盤研究(A)「科学技術の不確実性と法的規制?学 際的観点からの包括的制度設計の試み 」 共催: 科学研究費補助金・基盤研究(A)「科学の多様な不定性と意思決定: 当事者性から考えるトランスサイエンス」 参加申込: 同時通訳レシーバー準備の都合上,事前申込にご協力ください. レシーバーは相当数準備しますが,当日参加者への配布は先着順となります. シンポジウムWEB: http://www.sci.tohoku.ac.jp/hondou/concurrent/ 申込み・問い合わせ先:東北大学大学院理学研究科 本堂 毅 sy826【あっと】mail.sci.tohoku.ac.jp tel. 022-795-5823 fax. 022-795-5831