2012年4月26日木曜日

国際ワークショップ「ライフ・イノベーション・マネジメント:国際比較と経営・政策科学的アプローチ」のご案内

■京都大学 物質-細胞統合システム拠点(WPI-iCeMS) イノベーションマネジメントグループ(IMG)
■国際ワークショップ「ライフ・イノベーション・マネジメント:国際比較と経営・政策科学的アプローチ」
■開催のご案内


【1.開催趣旨】

長らく日本は、インベンション(科学的発見)では多くの成果を挙げてきているが、イノベーション(科学技術の活用)となると、欧米主要国はもとより、いくつかの新興国よりも劣勢である。これは、イノベーションの「種」の発見には熱心だった反面、「育て方」の研究・考察が必ずしも十分でなかったことを含意している。
本ワークショップでは、イノベーション推進の方策として、経営学、計量書誌学、ネットワーク組織論、ベンチャー論等の多角的な見地から、ライフイノベーション推進のあり方を検討する。第1部では、バイオテック企業の輩出で優れた実績を挙げているメディコン・バレーの事例、バイオテック産業クラスター形成に奏功しつつあるフランス・リヨンの事例を解説し、日本のバイオ産業に対する意味合いを考察する。そのうえで、昨今注目を集める幹細胞分野を事例に、日本そして関西の地域特性を多角的に議論し、本邦にふさわしいイノベーション・デザインの方法論を探る。また、本目的に加えて、経営・政策科学研究がライフイノベーションで今後果たすべき役割、社会科学と自然科学分野の研究者の協業のあり方についても議論したい。


【2.開催概要】

・日時: 平成24年5月14日(月)  13:00-17:40 (懇親会:17:50-19:30)

・会場: 京都大学 物質-細胞統合システム拠点(WPI-iCeMS) 本館2階セミナー室
  http://www.icems.kyoto-u.ac.jp/j/direction.html
  京都市バス「京大正門前」(北行)下車徒歩0分(東山東一条交差点の北西角の建物)

・使用言語: 日本語、英語

・参加費: 無料(懇親会:2,000円)


【3.プログラム】(演題は仮題)

13.00 - 13.10 開会のご挨拶

13.10 - 15.10 第1部 バイオテック産業組織論

13:10 - 13:40 講演1:北欧・デンマークにおけるバイオテック産業の育成
    Prof Finn Valentin (コペンハーゲン・ビジネススクール 教授・バイオテック研究センター長)

13:40 - 14:10 講演2:フランスにおけるバイオテック産業の育成
    Dr Eric Jolivet (トゥールーズ大学 経営管理大学院 准教授)

14:10 - 14:40 講演3:技術移転政策のインパクトと日本のバイオ産業クラスターにおける産学連携の発展:関西バイオクラスターにおける特許出願状況の縦モード分析
    若林 直樹 (京都大学 経営管理大学院 教授)
 
14:40 - 15:10 討論1
    指定討論者:淺田 孝 (京都大学 WPI-iCeMS 特任教授)

15:10 - 15:30 休憩

15:30 - 17:30 第2部 ライフイノベーション・デザインの手法論

15:30 - 16:00 講演4:地域イノベーション特性の書誌学的分析と評価:幹細胞分野の事例
    綿谷 健治 (京都大学 WPI-iCeMS 博士研究員)

16:00 - 16:30 講演5:バイオテック産業クラスターの国際比較:クラスター統括組織の意義と役割
    Dr Hawa Issa Munisi (京都大学 WPI-iCeMS 博士研究員)

16:30 - 17:00 講演6:日本におけるバイオテック・イノベーション・デザイン
    仙石 慎太郎 (京都大学 WPI-iCeMS 准教授)

17:00 - 17:30 討論2(適宜、短縮或いは延長)
    指定討論者: 安西 智宏 (京都大学 WPI-iCeMS 客員講師・東京大学 TR機構 特任講師)

17:30 - 17:40 閉会のご挨拶

17:50 - 19:30 懇親会(希望者のみ)


【4.申し込み方法等】

・以下の情報を添えて、下記の電子メイルアドレスまでご連絡下さい。
  - ご芳名(ふりがな):
  - ご所属企業/機関・部署名:
  - ご役職:
  - ご連絡先(電子メイル):
  - ご連絡先(電話):
  - 懇親会へのご参加(参加・不参加):

・申込み先:sengoku-g[at]icems.kyoto-u.ac.jp (京都大学 WPI-iCeMS 吉井)

・申込み締切日:平成24年5月9日(水)


【5.主催等】

・主催:内閣府/独立行政法人日本学術振興会 最先端・次世代研究開発支援(NEXT)プログラム(平成22年-25年度)研究課題「幹細胞科学技術の統合的イノベーション・マネジメント研究と人材育成・事業化支援」

・共催:京都大学 物質-細胞統合システム拠点(WPI-iCeMS) イノベーションマネジメントグループ

・協賛:京都大学 経営管理大学院、NPO法人京都SMI

・後援:日本ベンチャー学会


以上

独立行政法人公募情報:科学技術振興機構研究開発戦略センター フェロー(常勤職員)募集

#詳細はこちら(クリックすると新しいページが開きます)をご覧下さい。


研究開発戦略センター(CRDS)は、科学技術政策・戦略立案者と研究者との意見交換ができるコミュニティを形成し、科学技術政策や研究分野を俯瞰的に展望します。そして、研究開発戦略上今後重要となる分野、領域、課題、およびその推進方法等を系統的に洗い出し、提言として取りまとめて発信しています。

今般、「科学技術イノベーション政策の科学」に関する戦略の立案を行うフェローを募集します。

募集職種:   
研究開発戦略センター 政策ユニット フェロー

職務内容:   
◆エビデンスに基づく科学技術イノベーション政策形成を目指した「科学技術イノベーション政策の科学」の深化や政策形成への橋渡しに関する、提言作成や 調査分析業務。

具体的な主な業務は次の通りです。

関係研究領域や政策課題の俯瞰・可視化等のための検討、戦略提言の検討
研究者、政策担当者、関係機関等との意見交換・調整等
国内外における関係施策・研究成果に関する文献往訪調査、分析
関連のワークショップ(国内・国際)等会議の企画、開催、進行
検討結果等に関する会議資料、発表資料、報告書、提言書等の作成
文部科学省「科学技術イノベーション政策における政策のための科学」推進事業の運営に関わる助言知見の提供
※以前にとりまとめた戦略提言「エビデンスに基づく政策形成のための『科学技術イノベーション政策の科学』の構築」については、以下ウェブサイトをご参照ください。

http://crds.jst.go.jp/singh/wp-content/uploads/10sp133.pdf

勤務形態:   
常勤(適任者と相談の上、決定)

2012年4月25日水曜日

平成24年度 総研大レクチャー「科学における社会リテラシー」 実施案内

平成24年度 総研大レクチャー 実施案内
「科学における社会リテラシー」
平成24年9月3日(月) ~ 平成24年9月6日(木)

●科目概要
 研究者が知っておくべき社会に関する知識の中から「科学技術社会論」、「科学社会学」、「科学史」、「研究者キャリアパス」、「科学技術政策」などに関する入門的な講義を開講する。加えて「はやぶさ」の科学的側面、そして「宇宙科学と社会」についての講義と宇宙航空研究開発機構の見学を行うことで、科学の現場にふれ、研究者との議論を併せて行う。

●スケジュール
2012年9月3日(月)~9月6日(木)

9月3日
10:30-12:10 標葉隆馬「科学技術社会論入門」(1コマ)
13:30-16:40 調麻佐志「科学技術政策・研究評価入門」(2コマ)

9月4日
9:00-15:00 武藤香織「科学社会学入門」(3コマ)
15:10-16:40 阪本成一 「宇宙研見学」(1コマ)

9月5日
9:00-12:10 榎木英介「研究者キャリアパス入門」(2コマ)
15:10-16:40 阪本成一 「宇宙科学と社会」(2コマ)

9月6日
10:30-16:40 金凡性「科学史入門」(3コマ)

※期間中の時間割等は都合により変更される場合があります。
最新情報につきましては、「科学知の総合化」HPにて随時更新されますので、以下ご参照ください。
http://sas.soken.ac.jp/sts/literacy/

●担当教員
東京大学医科学研究所・准教授・武藤香織
広島工業大学環境学部地球環境学科・准教授・金凡性
東京工業大学大学院理工学研究科・准教授・調麻佐志
近畿大学医学部・講師・榎木英介
宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙科学研究所・教授・阪本成一
総合研究大学院大学先導科学研究科・教授・平田光司
総合研究大学院大学先導科学研究科・助教・標葉隆馬

●実施場所
 宇宙航空研究開発機構(JAXA) 宇宙科学研究所
〒252-5210 神奈川県相模原市中央区由野台3-1-1

●対象学年 大学院1,2,3年

●授業種別/使用言語      講義/日本語

●参考書    参加者には付与する

●単位数    2単位

●単位取得の条件と成績評価基準   レポートおよび出席で評価

●参加費
総合研究大学院大学の学生に対しては、本学規定に基づき、交通費等を支援します。ただし、食費などは各自負担となります。総研大学生以外の方は、本プログラム参加に伴う交通費・宿泊費・食費などは各自負担となります(宇宙科学研究所の施設が利用可能です[有料]。希望される場合は履修申込の際に申し出てください)。

●その他
スケジュールや講義名等は都合により変更する場合があります。また総研大学生以外の方の申込みについては、別途ご相談ください。

●宿泊
宇宙航空研究開発機構(JAXA) 宇宙科学研究所 宿泊施設
宿泊希望者は、参加申込書の宿泊欄に記入してください。
宇宙科学研究所 宿泊施設以外で宿泊を希望される方は、その旨参加申込書の備考欄に記載してください。

●参加申し込み方法
 参加申込書、口座振込依頼書(学内者のみ)を、学務課教務係あて提出してください。本レクチャーへの参加申し込みをもって、履修登録となります。なお、申込多数の場合は、選考により、参加者を決定させていただく場合があります。

・申し込み締め切り日: 8月17日(金)
・提出書類: H24年度・レクチャー参加申込書、口座振込依頼書

●問い合わせ先
【本レクチャーの講義内容に関すること】
平田光司 (総合研究大学院大学先導科学研究科・教授)
Email: hirata(at)soken.ac.jp
Tel:046-858-1538  Fax:046-858-1544

標葉隆馬 (総合研究大学院大学先導科学研究科・助教)
Email: shineha_ryuma(at)soken.ac.jp
Tel:046-858-1520  Fax:046-858-1544

【履修・申し込みに関すること】
総合研究大学院大学 学務課教務係
〒240-0193 神奈川県三浦郡葉山町(湘南国際村)
Tel: 046-858-1524    Fax: 046-858-1541
E-mail: kyomu(at)ml.soken.ac.jp

2012年度科学技術社会論学会シンポジウム(6月16日土曜日)のご案内


 以下のように本年度の科学技術社会論学会のシンポジウムを公開で開催いたしますので、ふるってご参加ください。なお、事前のお申込みなしでの飛び入り参加も可能ですが、定員に達した場合には事前申込者を優先させて頂きますので、できるだけこちら(クリックすると申し込みフォームが開きます)から事前にお申し込みください。

(記)

開催趣旨
 
 東日本大震災の被害は今なお現在進行のものであり、また復興のための努力が必死に行われています。それと同時に東日本大震災は、科学技術の在り方にも様々な課題を投げかけることになりました。第4期科学技術基本計画においても、東日本大震災の影響を踏まえた形での、また復興を目指す/復興に資する形での科学技術の在り方が議論され、また科学技術イノベーションと地域イノベーションの接続による復興が目指されています。しかしながら、今後の科学技術の在り方を考えるためには、現状の課題把握と様々なエビデンスの整理が必要不可欠となります。
 今回の科学技術社会論学会シンポジウムでは、このような背景を踏まえ、特に原発事故の影で背景化してしまった被害、3.11をめぐる社会構造的問題といった点について注目したいと考えています。現在の被災地の状況と今なお続く被害の理解、原発事故の影で背景化してしまった震災を巡る構造的課題の検討、地震や津波をめぐる科学的なエビデンスの在り方とコミュニケーションについての論点整理、そして地域における大学の役割や産学連携・地域連携をめぐる現状の課題の把握を通じて、現状と問題の整理のエビデンスの提示、そしてアジェンダ設定/フレームビルディングの一助になることをめざします

シンポジウムタイトル
「東日本大震災をめぐるこれまでとこれから~問題の現在と将来、そのエビデンス~」(仮題)

日時:616日(土) 13301830
 (終了後に別途懇親会(有料)もございます)
場所:東京工業大学蔵前会館くらまえホール(蔵前会館1階)
(http://www.somuka.titech.ac.jp/ttf/access/) 
共催:RISTEX「ファンディングプログラムの運営に資する科学計量学」プロジェクト
参加費:無料  (科学技術社会論学会非会員のご参加も歓迎いたします


プログラム(敬称略):

イントロダクション 13301340

<第一部>
田中幹人(早稲田大学)・標葉隆馬(総合研究大学院大学) 13401410
 「災害弱者と情報弱者-3・11後、何が見過ごされたのか/東日本大震災をめぐる構造的課題-」
◯大木聖子(東京大学) 14101440
「地震の科学と「想定外」」
 ◯粥川準二(ジャーナリスト) 14401510 
「ジャーナリストの立場から見た被災地」(仮)

休憩 15101530

<第二部>
◯原塑(東北大学) 15301600 
「トランスサイエンスという概念と東日本大震災」
◯前波晴彦(鳥取大学) 16001630 
「復興のための地域イノベーションを考える前に~地方大学における産学連携の現在~」 

休憩 16301700

<第三部>
総合討論 17001820
クロージング 182018:30


# シンポジウム終了後に東京工業大学百年記念館にて懇親会(18:3020:30)を行いますので、ぜひご参加ください。なお、懇親会につきましては参加費有料(3000円前後予定)です。

2012年4月23日月曜日

環境三学会合同シンポジウム2012「エネルギー政策の大転換」のお知らせ


 原発事故を受けて喫緊の課題となっているエネルギー・環境政策の抜本的な立て直しについて,環境政策研究の視点から議論する公開シンポジウム(主催:環境社会学会など,後援:科学技術社会論学会)が下記の通り開かれます。問題の真の所在と検討すべき選択肢は何か,科学技術と政策の絡む不確実性の高い課題をめぐって,いかに国民的な議論を進めていくべきかなどをテーマに,議論が行われます。皆様ふるってご参加ください。
 なお,配付資料などの準備もありますので,事前に申し込みの上,ご参加くださるようお願いいたします。

日時:201271日(日) 13:0016:30
場所:K.G.ハブスクエア大阪(関西学院大学大阪梅田キャンパス)1004号室
    大阪市北区茶屋町19-19 アプローズタワー10
    阪急「梅田」駅 茶屋町口改札口から徒歩5
参加費:1,000円(当日会場で申し受けます)
主催:環境法政策学会,環境経済・政策学会,環境社会学会
後援:科学技術社会論学会
プログラム
 主催者挨拶 宮内泰介(社会/北海道大学大学院文学研究科)
 13:1013:45 報告1 長谷川公一(社会/東北大学大学院文学研究科)
 13:4514:20 報告2 黒川哲志(法/早稲田大学社会科学総合学術院)
 14:2014:55 報告3 吉田文和(経済/北海道大学大学院経済学研究科)
 14:5515:10 休憩
 15:1015:25 コメント
               
    八木絵香(大阪大学コミュニケーションデザイン・センター)
 15:2516:30 パネルディスカッション
                    パネリスト:長谷川公一,黒川哲志,吉田文和,八木絵香
                    進行:三上直之(社会/北海道大学高等教育推進機構)
 閉会挨拶 鬼頭秀一(社会/東京大学大学院新領域創成科学研究科)

【参加申し込み方法】615日(金)までに,お名前,ご所属,連絡先(メール・電話)を明記の上,下記の宛て先へメールでお申し込みください。
【申し込み・問い合わせ先】三上直之(北海道大学/環境社会学会研究活動委員)
メール:sympo2012[あっとまーく]high.hokudai.ac.jp

2012年4月20日金曜日

「科学技術イノベーション政策のための科学 研究開発プログラム」提案募集

□ <提案募集 および 募集説明会(東京・京都)のご案内>
■ (独)科学技術振興機構 社会技術研究開発センター(RISTEX)
□ 「科学技術イノベーション政策のための科学 研究開発プログラム」
■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

JST社会技術研究開発センター(RISTEX)では、
平成24年度の戦略的創造研究推進事業(社会技術研究開発)
「科学技術イノベーション政策のための科学 研究開発プログラム」において、
下記の通り、提案募集および募集説明会を予定しています。

■募集期間
平成24年4月23日(月)~6月27日(水)正午

■募集説明会(東京・京都)
○東京
日時: 4月27日(金)10:00~12:10 (予定)
場所: JST東京本部別館 1階ホール
   (東京都千代田区五番町7番地 K's五番町ビル1階)
○京都
日時: 5月17日(木)13:00~17:15 (予定)
場所: メルパルク京都 4F研修室「萩」
    (京都府京都市下京区東洞院通七条下ル東塩小路町676番13)

■募集および募集説明会に関する最新情報・詳細は、下記をご覧ください。
http://www.ristex.jp/examin/suggestion.html

■プログラムホームページ
http://www.ristex.jp/stipolicy/

■お問合せ先
独立行政法人科学技術振興機構(JST)
社会技術研究開発センター(RISTEX) 企画運営室 公募担当
E-mail: boshu@ristex.jp
Tel: 03-5214-0132 (受付時間:10:00~12:00/13:00~17:00)

2012年4月13日金曜日

ACNetゴールデンウィーク中の休業のお知らせ

ACNetのゴールデンウィーク期間の休業日について
下記の通りお知らせいたします。

期間中は大変ご迷惑をおかけ致しますが、
何卒ご理解の程よろしくお願い申し上げます。

          記

1.休業期間
 2012年4月28日(土)~2012年5月6日(日)

2.ご注意
 上記期間にシステムメンテナンスを行う関係上、
 完全休業とさせていただきます。

 ・お電話によるお問い合わせにつきましては
  お休みとさせていただきます。

・メールでのお問い合わせにつきましては
   受付のみで、回答につきましては5月7日(月)
   以降とさせていただきます。

   なお、休業期間直前のお問い合わせにつきましても
   回答が5月7日(月)以降となる場合がございます。

                                                以  上

2012年4月10日火曜日

中山科学振興財団 平成24年度 褒賞・助成候補者募集について


当初お知らせしたものから発表の日付が前倒しになりました。

中山科学振興財団
平成24年度 褒賞・助成候補者募集

平成24年度のテーマ 工学技術の医療・福祉への応用

今日における医療・福祉の発展は、最新工学技術の応用なくしては実現不可能である。疾病治療や障害対策、あるいは介護・福祉の現場においてはロボット工学が大いに活躍しており、再生医療や治療法開発における組織工学の重要性は日毎に増大している。また、様々な器官に関する形態画像や機能画像といった生体情報の統合的分析を可能にし、診断と治療に役立ててきたのは情報通信工学の発達であり、シミュレーションによる医療技術教育が実現するためには材料工学の発達が必須であった。更に、人工心臓のような人工臓器の実現を可能にしたのは、これらの工学技術の統合的応用である。
このように、工学技術の積極的な応用は、今や疾病や障害を克服していくために必要不可欠な技術となっている。その結果として、医療においてはEngineering Based Medicineが“もう一つのEBM”として注目を集めるに至り、福祉においては福祉工学が新しい研究分野として急速に進歩してきた。しかし一方、これらの工学技術を社会的資産として実現していくためには、生物科学と工学技術の融合といった技術的な問題だけでなく、新しい技術の導入に柔軟に対処していけるような、法規制や社会機構などの環境整備を行うための社会的介入の研究も必要である。
このような観点から、「工学技術の医療・福祉への応用」に関する幅広い領域における優れた業績の推薦と、革新的、開拓的な新しい研究の応募を期待している。

中山賞 1 300万円 選考基準            ●本年度テーマに関する人間の科学について,優れた業績を残した研究者であること.推薦が必要
                              応募期間          平成24415日から615日まで
                              発表                 平成2499

奨励賞 1 100万円 選考基準            ●本年度テーマに関する人間の科学について,独創的な研究をしていること.推薦が必要
●将来有望な研究者で,応募締め切り時45歳未満であること
                              応募期間          平成24415日から615日まで
                              発表                 平成2499

研究助成 若干名 50200万円        
選考基準       ●本年度テーマに関する人間の科学についての独創的な研究を対象とする
                              応募期間          平成24415日から615日まで
                              発表                 平成2499

国際交流助成                選考基準       ●人間の科学に関する研究者であること
    海外渡航助成                                ●人間の科学の国際的な振興に役立つこと
         若干名 1050万円                   ●将来有望な研究者であること
    海外研究者受入助成                        ●当該年度中に渡航・招聘の予定があること
   若干名 1050万円                *本年度のテーマに直接関係のないものでも選考対象としますが,単に学会出席のみの応募は原則として認めません
                              応募期間         平成24415日から615日まで
                              発表                平成249月上旬までに本人に通知

 応募方法
申請書類は,下記のホームページ(4/10UP)から申し込みをお願いします.
財団法人 中山科学振興財団 http://www.nakayamashoten.co.jp/zaidan
事務局 〒113-8666 東京都文京区白山1-25-14 中山書店内
TEL: 03-5804-2911 FAX: 03-5804-2912

2012年4月4日水曜日

第2回 法と科学の哲学カフェ/第3回 法哲学若手漫談「震災後の科学コミュニケーションにみる「事実」と「価値」」

第2回 法と科学の哲学カフェ/第3回 法哲学若手漫談「震災後の科学コミュニケーションにみる「事実」と「価値」」
http://kokucheese.com/event/index/33058/

日時 :2012年 4月22日(日)19:00~21:00(開場 18:30)
場所 :Treasure River Book Café
    千葉市中央区登戸1-11-18 第2潮ビル102
    http://treasureriverbook.web.fc2.com/map.html
おはなし:
    村上祐子さん(東北大学大学院理学研究科・科学哲学)
    吉良貴之さん(常磐大学嘱託研究員・法哲学)
    小林史明さん(明治大学法科大学院・法哲学)

若手法哲学者による法と科学のリアル漫談「法哲学若手漫談」と「法と科学の哲学カフェ」のハイブリッドイベントがいよいよ登場!
法哲学者と科学哲学者のゲストを囲んで,震災後の科学コミュニケーションにみる「事実」と「価値」について,お互いの立場から意見を闘わせます.

若手法哲学者,科学哲学者,さらに参加されるみなさまとの即興でつくりだす,トークバトルの妙味を存分にご堪能ください.
みなさまのご参加を,こころよりお待ち申し上げております.

参加費:1,000円(ドリンクつき)
定員 :20名
    ※事前申込制
    ※申込み多数の場合は,ご希望に添えない場合があります
申込方法:
    下記URLにてお申し込みください.
    http://kokucheese.com/event/index/33058/
    ※先着順に申込みを受け付けます
    ※応募してくださったみなさまにご連絡させていただきます
問合せ先:
    E-mail: jurisprudence.bar[at]gmail.com
主催 :JST-RISTEX「不確実な科学的状況での法的意思決定」プロジェクト
    科学技術社会論グループ有志

※本イベントはJST-RISTEX委託研究「不確実な科学的状況での法的意思決定」プロジェクト(代表:中村多美子)の一環として行われるものです.