2017年4月26日水曜日

【研究募集】東海村地域社会と原子力に関する社会科学研究支援事業

公募の内容:
 東海村では、地域社会と原子力に関わる社会科学・政策科学の研究を支援します。政治学・政策学・経済学・社会学・法律学・地域行政学など,多様な社会科学・政策科学分野の研究が対象になります。また,科学技術リスクのガバナンス,エネルギー政策における国と地方の関係,電源立地地域の諸制度の問題,コミュニケーションや防災など,多様な学問分野を統合した研究も支援対象です。

募集条件:
(1)募集期間  平成2941日~511日(木)必着
(2)応募条件
  国内外の研究者等(所属は問わない) 45歳以下(応募時点)
(3)支援金額  総額 200万円(23件を予定)

応募に関する情報および問い合わせ先:
応募に関する情報は下記サイトを参照してください。
http://hse-risk-c3.or.jp/itaku/itaku-index.html

応募内容についてのご質問は,下記の本件を含む事業を受託している特定非営利活動法HSEリスク・シーキューブ担当者へメールでお問い合わせください。
メールアドレス:office@hse-risk-c3.or.jp

担当者名:土屋智子

適正技術フォーラム準備イベント『小規模分散型テクノロジーの可能性』

適正技術フォーラム準備イベント セミナー・パネルディスカッション
『小規模分散型テクノロジーの可能性』
 2017年5月21日(日)13:30~18:00
  関連URL:http://www.apex-ngo.org/2017forum.html

【趣旨】
今日の世界は、貧困と格差、環境と資源、頻発するテロと紛争など、多くの困難な問
題に直面しており、それらの問題を解決・緩和していく方策が強く求められていま
す。

問題の解決を技術の面から考えると、これまでの、効率・規模・速度の拡大・増大と
経済成長を至上の価値とする近代科学技術のあり方の単純な延長上には、持続可能な
未来を描くことはむずかしいのではないでしょうか。

適正技術は、これまでさまざまな含意を込めて語られ、実践されてきましたが、概し
て、それぞれの地域(とりわけ「途上国」)の社会的・経済的あるいは文化的条件に即
し、住民が参加しやすく、そこにおけるニーズを効果的に充たす技術を指していま
す。ところが、適正技術には、その概念が生まれた当初から、近代科学技術がもたら
す環境・資源や労働疎外などのさまざまな問題を念頭に、それらの問題を乗り越える
代替的技術という意味もこめられていました。

これまで、途上国向けの技術というと、安価で簡素だけれども劣位な技術、遅れた技
術、伝統技術への回帰等ととらえられ、限られた場面に使われるマイナーなものと認
識されがちでした。しかし、適正技術を、上の二つの含意を統合したものとしてとら
えると、それは、世界の大多数を占める人々のための技術であり、かつ豊かで持続可
能な世界を実現する技術であって、今後の望ましい世界の扉を開く鍵になるもので
す。決して、「安価だが劣位な技術」等ではなく、必要に応じて、高度な近代科学技
術的要素も生かされていくべきものです。また、今後の先進国がめざすべき技術の転
換とも動的に呼応していく技術体系であることはいうまでもありません。問題解決~
代案提起型の活動には、多くの場合適正技術が必要となり、SDGsの達成にも欠かせま
せん。

そのようなことから、適正技術の研究・開発・実践に取り組み、あるいは関心を持つ
方々がセクター横断的に集い、意見・情報を交換して、適正技術の開発・普及を協力
して進めていくためのプラットフォームとして、適正技術フォーラム(または適正技
学会)の発足を準備していきたいと思います。それは、これからの世界の望ましい
技術のあり方や、国際協力のあり方をじていく場にもなるはずです。そのような
フォーラムの設立に向けて、準備イベントを下記のとおり開催したいと思います。

※本準備イベントの後、2017年秋頃に、フォーラム(または学会)の要綱を定め、発起
人、賛同者(または会員)等を募って、正式に発足することを見込んでいます。

---------------------------------------------------------------------

 ▼日時
 2017年5月21日(日) 13:30-18:00 (13:00受付開始)

 ▼会場
 JICA地球ひろば 国際会議場
  東京都新宿区市谷本村町10-5
  TEL:03-3269-2911
 (アクセス)https://www.jica.go.jp/hiroba/about/map/index.html
 ・JR中央線・総武線 市ヶ谷駅より 徒歩10分
 ・都営地下鉄新宿線 市ヶ谷駅 A1番出口 徒歩10分
 ・東京メトロ有楽町線・南北線 市ヶ谷駅 4番/6番出口 徒歩10分

  ▼定員
  100名

 ▼プログラム

 13:30     開会
        [総合司会]黒田かをり(一般財団法人CSOネットワーク事務局長・
理事)

 13:35-14:30  趣旨説明及び講演
        「適正技術とこれからの技術体系―アジアでの実践をふまえて」
        ●田中直(特定非営利活動法人APEX代表理事)

 14:30-15:15 「適正技術による途上国用各種機器の開発と普及」
        ●牛山泉(足利工業大学理事長・名誉教授)

 15:15-16:00 「途上国における小規模分散型サニテーションと適正技術
        ●北脇秀敏(東洋大学副学長)

 16:00-16:10  休憩

 16:10-16:55 「自然エネルギーに基づく節エネ社会構築の展望と適正技術の役
割」
        ●堀尾正靱(東京農工大学名誉教授)

 17:00-18:00  パネル・ディスカッション
        『適正技術と持続可能な社会への展望』
        ●座長   :水野広祐(京都大学教授)
        ●パネラー:牛山泉、北脇秀敏、田中直、堀尾正靱

 18:00     閉会~今後のスケジュール等のアナウンス
 終了後、懇親会

 ▼参加費
 一般:1,500円 学生1,000円(資料代含む。懇親会費別)
 懇親会3,000円(場所=JICA地球ひろば内レストラン)

 ▼主催
 適正技術フォーラム準備委員会
  伊藤道雄   (特活)アジア・コミュニティ・センター21代表理事
  牛山泉   足利工業大学理事長・名誉教授
  北脇秀敏   東洋大学教授・副学長
  黒田かをり 一般財団法人CSOネットワーク 事務局長・理事
  田中直   (特活)APEX代表理事
  根本泰行    アディスアベバ科学技術大学教授・理工学部長
  原田秀樹   東北大学教授
  堀尾正靱   東京農工大学名誉教授
  水野広祐   京都大学教授
  (五十音順)

 ▼共催 特定非営利活動法人APEX

  ▼呼びかけ賛同人
  大橋正明  聖心女子大学教授・(特活)国際協力NGOセンター理事
  谷山博史  (特活)国際協力NGOセンター理事長・(特活)日本国際ボランティアセンター代表理

  中岡哲郎  大阪市立大学名誉教授
  西岡秀三    (財)地球環境戦略研究機関研究顧問
  西川潤   早稲田大学名誉教授
  古沢広祐   國學院大学教授・(特活)「環境・持続社会」研究センター代表理

  見田宗介  東京大学名誉教授
  吉岡 斉  九州大学教授
  (五十音順)

 ▼後援
  外務省
  毎日新聞社
  (特活)開発教育協会
  (特活)国際協力NGOセンター

 ▼後援
  (特活)アジア・コミュニティ・センター21
  (財)CSOネットワーク
  (特活)シャプラニール=市民による海外協力の会
  (特活)日本国際ボランティアセンター
  (特活)ブリッジ・エーシア・ジャパン

 ▼事務局
 特定非営利活動法人APEX

  ▼お申し込み方法
  メール・電話・FAXにて、お名前とご連絡先(メールアドレスまたは
  電話番号)、懇親会参加の可否をお知らせください。
  ウェブサイトからもお申込が可能です。
  http://www.apex-ngo.org/2017forum.html

  ▼お申し込み/お問い合せ先
  特定非営利活動法人APEX(塩原、三木)
  TEL:03-3875-9286  FAX:03-3875-9306
  〒110-0003 東京都台東区根岸1-5-12井上ビル
  E-mail:tokyo-office@apex-ngo.org
  URL:http://www.apex-ngo.org/