2020年11月30日月曜日

** 日本学術会議ニュース・メール ** No.731** 2020/11/27

 1.【開催案内】公開シンポジウム

  「続発する大災害から史料を守る-現状と課題-」

  (第25回史料保存利用問題シンポジウム)

2.【開催案内】公開シンポジウム

  「世界戦争100年と地域統合、新国際秩序をどう作るか?」

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 【開催案内】公開シンポジウム

  「続発する大災害から史料を守る-現状と課題-」

  (第25回史料保存利用問題シンポジウム)

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【主催】日本学術会議史学委員会、歴史資料の保存・管理と公開に関する分科会

【共催】日本歴史学協会

【後援】全国歴史資料保存利用機関連絡協議会、日本アーカイブズ学会

【日時】 令和 2年12月19日(土) 13:30~

【場所】オンライン

【参加費】 無料

【定員】300人・先着受付

【事前申込み】要 

   https://forms.gle/nAjPMyTE3aHzEuXM8

【開催趣旨】

 阪神淡路大震災から25年、この間、東日本大震災をはじめとして大地震が

頻発している。そして、地震のみならず火山噴火も多発し、豪雨による水害

等、大きな災害に襲われ続けているのが、現在の日本列島の姿であるといえ

る。昨年の秋には台風19号にともなう豪雨によって、各地で河川の氾濫、

破堤による洪水が発生し、大きな豪雨災害となった。19号のみならず、その

前後にも台風や大型低気圧の通過による風水災に見舞われたことは、なお記

憶に新しい。こうした大災害の発生は、日常生活の破壊であるとともに、文

化財や歴史資料等の消失・散逸の危機でもある。そうした危機に直面するな

かで、レスキュー活動等が展開され、被災文化財や歴史資料等の救済・保全

への努力が続けられてきた。

 このように、地震・火山噴火のみならず、近年はこれまで想定できなかっ

たような豪雨などによる大災害が、同時多発的にそれぞれの地域を襲い、都

市部では都市部特有の被害も発生している。こうした現状を踏まえると、こ

れまでの文化財や歴史資料等の保全・保存の在り方について、大災害の続発

を前提に見直す必要性を痛感する。しばしば「想定外」が繰り返されるが、

これは文化財や歴史資料等の管理・保全に関しても、甚大な被害への予防の

対応ができていないことの表れといえよう。こうした現況に鑑み、日本歴史

学協会では、昨年11月に「豪雨による被災文化財や歴史資料等の救済・保

全についての緊急声明」

(http://www.nichirekikyo.com/statement/statement20191116.html)を発

した。

 そこで今回のシンポジウムは、この声明を受けた取り組みとして位置づけ

ることとし、昨秋の台風等による豪雨で被災した文化財・歴史資料等の救済

・保全活動について、那珂川・久慈川、千曲川の各水系に関わる報告をして

いただき、被災や救出活動の実態、その問題点などを共有するなかで、平時

における文化財や歴史資料等の管理・保全の在り方、緊急時における速やか

な救済・保全に向けた対応について、豪雨災害を通して考えたい。このこと

によって、続発する大災害に対応した文化財や歴史資料等の保全・保存の在

り方を展望する機会としたい。

 一方、実施に向けて検討が進められている国立公文書館によるアーキビス

ト認証制度について、その現状を検証することも喫緊の課題といえる。そこ

で、今回は特別報告として、国立公文書館によるアーキビスト認証制度に関

する報告をお願いした。


【プログラム】  http://www.scj.go.jp/ja/event/2020/295-s-1219.html

【問い合わせ先】

 日本学術会議史学委員会

 メールアドレス: wakao.masaki*r.hit-u.ac.jp(*を@に変更)


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 【開催案内】公開シンポジウム

  「世界戦争100年と地域統合、新国際秩序をどう作るか?」

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 12月3,4,8日に、第1部 地域研究委員会及び経済学委員会で、公開シンポ

ジウム、「世界戦争100年と地域統合、新国際秩序をどう作るか?」を世界12

カ国、欧州、アメリカ、アジアをオンラインで結び、国際会議を開催します。

詳細は下記の通りとなります。


・日時:

 1日目 令和2年12月3日(木)13:00~15:00 16:00-21:15

 2日目 令和2年12月4日(金)15:00~17:00 18:00-21:15

 3日目 令和2年12月8日(火)15:00~17:00 18:00-21:15


・場所:オンライン開催

   *参加URLは,申込者にメールで連絡致します


・参加希望者は、12月1日までに以下のURLから、参加登録をお願いいたします。

  参加登録:Registration: https://bit.ly/370Stra

  問い合わせ:Email:registration2020tk*side.parallel.jp(羽場久美子)

             (*を@に変更)


・参加費:無料


・主催:日本学術会議 地域研究委員会 アジアの地域協力と学術的ネットワ

ーク構築分科会、経済学委員会


・開催趣旨、次第 等:

  http://www.scj.go.jp/ja/event/2020/299-s-1203-04-08.html


・青山学院大学 グローバル国際関係研究所 ホームページ    

  http://side.parallel.jp/gir/2020/11/04/202012conference/


・問合せ先:

  Email:registration2020tk*side.parallel.jp(羽場久美子)

 (*を@に変更)

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2020年11月20日金曜日

オンラインイベント「混沌(カオス)を生きる:サイボーグと魂のつながり:インド・日本・ギリシアの哲学から考える機械と身体」

JSTより、オンラインイベントの開催のご案内です。


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森ビルアカデミーヒルズ・JST/RISTEX/HITEコラボレーション企画


混沌(カオス)を生きる:


第3回「サイボーグと魂のつながり:インド・日本・ギリシアの哲学から考える機械と身体」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【詳細・申込】 https://www.academyhills.com/seminar/detail/20201213.html

【 日 時】 12月13日 (日)  14:00-16:00

【 会 場】 オンライン開催

【 主 催】 アカデミーヒルズ

【 共 催】 JST社会技術研究開発センター


お申し込みはこちらから→https://eventregist.com/e/academyhills201213


【 概 要】 

この混沌の時代に、私たちはどのような生命観や意識を持てば生きやすくなるのだろうか?インド、日本、古代ギリシアにおける哲学や死生観と現代人の感性とを比較し、明日をどう生きるかを問う哲学セッション。さらには、ロボットや身体拡張技術、いわば「サイボーグ」が到来するような時代において、生命観や死生観も変容しうるかを問いかける。


サイボーグは人間を解放するのか

近年、サイボーグ技術は、アバターによる危険な環境でのリモート作業、または義手・義足のみならず第3の手足やセンサーを装着して新たな身体能力を手に入れるなど、その技術は日々深化しつつある。そのとき人間の創造力は従来の「身体」という物理的な制約から解放されるのかもしれない。今回、サイボーグ技術開発者であるメルティンMMI代表取締役・粕谷昌宏による最先端のサイボーグ技術とビジョンの紹介をきっかけに、新たな「身体」としてのサイボーグ技術がもたらす意識変容について、人文学の視点から議論する。


インド・日本・ギリシアの哲学から考察

今後、私たちの身体の一部が機械化され、自身のコピーとなるアバターロボットなどが登場する時、「サイボーグに魂はあるのか」「人間とはいったい何者なのか」という根源的な問いが浮かんでくる。

この問いをひもとくために、人文学視点として古代ギリシア哲学から「社会になじむための自律機械のあり方」を探究する松浦和也氏(東洋大学文学部哲学科准教授)、インド哲学・仏教学から「インド思想の観点から自律機械・AIをどう評価できるか、そもそも評価は可能か」を探求する加藤隆弘氏(東京大学大学院人文社会系研究科 准教授)、日本倫理思想史からは「日本人の生きる拠り所」について研究する岡田大助氏(江戸川大学基礎・教養教育センター准教授)を迎える。これまで近代西洋社会で主流となってこなかった視点から、科学技術によって生み出された新たな他者としての「サイボーグ」の登場が突き付ける「生身の人間の役割」、そして死生観の変容について考える。


【登壇者】

スピーカー:粕谷昌宏氏(メルティンMMI代表取締役)

スピーカー:松浦和也氏(東洋大学文学部哲学科准教授・ギリシア哲学)

スピーカー:加藤隆弘氏(東京大学大学院人文社会系研究科准教授・インド哲学・仏教学)

スピーカー:岡田大助氏(江戸川大学基礎・教養教育センター准教授・日本倫理思想史)

コメンテーター:佐倉統(東京大学大学院 情報学環 教授・科学技術社会論)

ファシリテーター:塚田有那(編集者・キュレーター)


シリーズ「混沌(カオス)を生きる」

https://www.academyhills.com/note/report/2020/201020.html

パンデミック、頻発する自然災害の猛威は、人類のこれまでの生存領域を脅かしつつある。科学技術を発展させることで物質的な豊かさを追求してきた人類は、いま自然界から猛烈なフィードバックを受けている。人工知能(AI)の登場により、道具であったはずの科学・技術は、我々の個人情報を知りつくした新たな他者になるかもしれない。デジタル監視社会が浸透するリスクに対して、いかに対処すべきか?いま、近代以降に築いてきた科学技術に対する価値観はもちろん、生命や自然に対する価値観を根源から見直す時が来ている。多様な生命体と共生するための対話力とリーダーシップが求められているのではないだろうか。本企画では、ライフスタイル、社会規範/法制度、都市などについて、科学・人文思想・文化といった多様な分野の識者、そして新しい技術開発に取組むテック系起業家との議論を通じて、人類のありうべき姿、そして社会を再設計する。

** 日本学術会議ニュース・メール ** No.730** 2020/11/20

 1.【ご案内】令和3年度代表派遣会議の推薦募集について

2.【開催案内】学術フォーラム

   「新型コロナウイルス感染症コントロールに向けての学術の取組」

3.【開催案内】日本学術会議公開webシンポジウム

   「COVID-19パンデミックを契機として考える日本の結晶学の現状と今後」

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【ご案内】令和3年度代表派遣会議の推薦募集について

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令和3年度代表派遣会議の推薦募集を開始致します。


 日本学術会議では、世界の学界との連携、国際学術団体の運営への参画、学術

に関する動向の把握、研究の連絡並びに情報の収集及び交換等を行うため、外国

で開催される学術に関する国際会議等に学術会議の代表を派遣しています。


 日本学術会議の代表として参加すべき必要性の高い国際会議がございましたら、

ご所属の委員会委員長又は国際学術団体に対応する分科会委員長または世話人(

以下「関係委員長」)へご相談下さい。関係委員長の推薦が必要となります。


 なお、代表派遣の対象となる国際会議は、当会議が加入している国際学術団体

が主催又は共催する総会、理事会等を原則とされるようご留意願います。


 また、日本学術会議では、ディスカウント・エコノミー相当のフライト代を負

担させて頂きます。応募多数の際には、ご希望に添えない場合もございますので、

予めご承知おき下さい。


※オンライン会議も募集対象となります※

 令和2年度の代表派遣実施計画では、新型コロナウイルス感染症に係る今般の

情勢を考慮し、オンライン形式となった会議への出席についても、派遣者は、日

本学術会議代表として投票権を持って国際学術団体の総会や理事会等に参加し、

通常の代表派遣と同様に、国際学術団体の運営への参画や、学術に関する動向の

把握、情報交換を行うものであることから、代表派遣の一種として取り扱いまし

た。


 令和3年度も、令和2年度と同様に、オンラインでの出席も代表派遣の一種と

して取り扱うことを検討しています。オンライン開催の可能性がある会議につい

ても、日本学術会議の代表派遣とすべき会議がございましたらご提出ください。


 なお、オンラインでの開催形式が決まっている会議は航空券のお見積書は不要

です。現地出席・オンライン出席等、開催形式が決まっていない場合は必ずお見

積書をご提出ください。


【募集対象会議】

 開催初日が令和3年4月1日~翌年3月31日までの会議


【募集締切】

 令和3年1月7日(木)正午〆切 [期限厳守・必着]

 (※関係委員長(世話人)からの提出の〆切日となります。)


【手続き】

 申請手続きは、関係委員長からの推薦が必要となりますので、関係委員長まで

ご相談下さい。


【代表派遣会議HP】 

 http://www.scj.go.jp/ja/int/haken/index.html


【日本学術会議が加入している国際学術団体】

 http://www.scj.go.jp/ja/int/link_kanyu.html


ご質問等ございましたら、下記の問い合わせ先までご連絡下さい。


<問い合わせ先>

 日本学術会議事務局参事官(国際業務担当)室 代表派遣担当

 TEL:03-3403-5731  FAX:03-3403-1755

 E‐mail: kokusaidaihyohaken.group*cao.go.jp

 (*を@に変更してお送り下さい)

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【開催案内】学術フォーラム

 「新型コロナウイルス感染症コントロールに向けての学術の取組」

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・日時:2020年11月28日(土)13:00-17:00


・場所:オンライン開催


・主催:日本学術会議


・開催趣旨:

 日本学術会議では、新型コロナウイルス感染症の流行に対して、第24 期

においてふたつの提言(提言「感染症の予防と制御を目指した常置組織の創

設について」及び提言「感染症対策と社会変革に向けた ICT 基盤強化とデ

ジタル変革の推進」)を公表した。両提言は、日本学術会議として中長期的

な視点から、新型コロナウイルス感染症のような大規模感染症を、予防・制

圧することを目指して審議した結果である。

 現在、冬季に向かって新型コロナウイルス感染症の再流行の兆しが見える

中、両提言を踏まえて、現在の情勢を検討するとともに、新型コロナウイル

ス感染症についての学術の成果を発信する。

 国内には新型コロナウイルス感染症の再流行に対する不安感が広まってお

り、本学術フォーラムの目的は、学術の取組と成果を広く発信し、日本医学

会連合との連携により、学術界全体として新型コロナウイルス感染症に取り

組んでいる姿を明らかにすることで、社会に広がる不安感とそれにともなく

様々な社会問題の解決に資することである。

 本フォーラムは、日本学術会議と(一般社団法人)日本医学会連合が共催

して実施するものであり、今後、両団体が協力して新型コロナウイルス流行

に対応する第一歩となるものである。 


・次第:http://www.scj.go.jp/ja/event/2020/303-s-1128.html


・参加費:無料


・要・事前申し込み:以下のURLからお申し込みください。  

 https://form.cao.go.jp/scj/opinion-0067.html       


・問合せ先:

 日本学術会議事務局企画課学術フォーラム担当

 〒106-8555 東京都港区六本木7-22-34

 電話:03-3403-6295



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【開催案内】日本学術会議公開webシンポジウム

 「COVID-19パンデミックを契機として考える日本の結晶学の現状と今後」

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・日時: 令和2年11月29日(日)10:00~15:30


・場所:Webexによるオンライン開催

(配信拠点:筑波大学数理物質系物理学域エネルギー物質科学研究センター)

   *参加URLは,申込者にメールで連絡致します


・参加申込み:以下のURLよりお申し込み下さい(11月24日(火)締切り)

    https://pf-form.kek.jp/crsj2020-satellite-sankaform/


・参加費:無料


・主催:日本学術会議 化学委員会

    日本学術会議 化学委員会・物理学委員会合同結晶学分科会

    日本学術会議 化学委員会IUCr分科会


・開催趣旨:

 日本結晶学会創立70周年にあたる 2020 年にCOVID-19のパンデミックとい

う事態が発生しました。このような危機への対応、および、今後の危機回避

に向けて、結晶学、および、これに密接に関係する学問に携わる我々がどの

ような貢献ができるかを情報共有し、次世代を背負う大学生、大学院生、そ

して社会にこの情報を発信することを目的とします。

 シンポジウムでは、

 ・コロナウィルスに係る構造生物学的研究の進展についての解説

 ・海外からスクリプス研究所統合構造計算生物学部門長のWilson博士のラ

  イブ講演

 ・環境問題に配慮したコロナ対策を含めた放射光利用研究の現状とこれから

 ・医薬品開発、ワクチン開発という社会での一番の関心事ともいえる研究課

  題の方向性とこれに向けた支援


をテーマとして、6人のそれぞれの分野の専門家が、一般の方にもわかりやす

いことに配慮した講演を行い、ウィズ&アフターコロナの時代の「新しい生活

様式」が模索されている現在、科学研究者に何が期待され、どのような貢献を

なしうるかを議論します。


・次第:http://www.scj.go.jp/ja/event/2020/297-s-1129.html、

    https://crsj.jp/activity/annualMeetings/nenkai2020/satellite.html


・問合せ先:

  シンポジウム運営事務局 sec1129*phs.osaka-u.ac.jp

(*を@に変更)

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2020年11月6日金曜日

** 日本学術会議ニュース・メール ** No.729** 2020/11/6

 1.【開催案内】日本学術会議公開シンポジウム

  「科学的知見の創出に資する可視化(5) 

   ICT /ビッグデータ時代の文理融合研究を支援する可視化」

2.日本学術会議協力学術研究団体 変更届提出のお願い

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【開催案内】日本学術会議公開シンポジウム

 「科学的知見の創出に資する可視化(5) 

  ICT /ビッグデータ時代の文理融合研究を支援する可視化」

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・日時:2020年12月12日(土)13時00分~16時30分

・場所:Zoomによるオンライン開催(配信拠点:立命館大学) 

   *参加URLは,申込者にメールで連絡致します

・参加申込み:以下のURLよりお申し込み下さい

    https://forms.gle/3ADntd4opqVtszSa7

・参加費:無料

・主催:日本学術会議  総合工学委員会

   科学的知見の創出に資する可視化分科会

・開催趣旨:

 近年、理系・文系を問わず、いわゆるビッグデータを第1次データとして、

これを ICT 環境のもとで活用して研究が行なわれるようになってきました 、

シリーズ5回目となる今回のシンポジウムでは、理系、文系の両方のアプロー

チで研究が行なわれているテーマを3つ選び、それぞれのテーマで、理系と文

系の両方から第一線の研究者あるいは専門家をお招きして講演していただきま

す。理系、文系を問わず,どなたでも御参加下さい。


・次第:http://www.scj.go.jp/ja/event/pdf2/297-s-1212.pdf

・問合せ先:

  立命館大学情報理工学部 田中覚(stanaka*is.ritsumei.ac.jp)

  慶應義塾大学理工学部 藤代一成(ifujishiro*keio.jp)

  (*を@に変更)

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 日本学術会議協力学術研究団体 変更届提出のお願い

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日本学術会議 協力学術研究団体 御中


 平素より日本学術会議の活動にご協力いただき、ありがとうございます。


 日本学術会議協力学術研究団体規程により、団体の届出内容(代表者、事務局

所在地、連絡先、URL等)に変更が生じた場合には、速やかに文書(変更届)

を郵送いただくこととなっております。


 様式は以下URLからダウンロードできますので、届出内容に変更が生じた団体

におかれましてはご対応いただきますようお願いいたします。

 URL: http://www.scj.go.jp/ja/group/dantai/index.html


 現在の届出内容を確認されたい場合は、以下の問い合わせメールアドレスまで

ご連絡ください。PDFにてお送りします。


 なお、学会名鑑とは協力体制にありますが、登録内容等が異なっております。

学会名鑑を更新しただけでは、変更届の提出とはなりませんのでご注意くださ

い。


【問い合わせ先】

  日本学術会議事務局 協力学術研究団体担当

  scj.kyoryoku-dantai.t5k*cao.go.jp(*を@に変更して送信して下さい)

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2020年11月2日月曜日

** 日本学術会議ニュース・メール ** No.728** 2020/10/30

 1.【開催案内】公開シンポジウム

 「身体・社会・感染症―哲学・倫理学・宗教研究はパンデミックをどう考え

 るか―」

2.【JST】日本社会心理学会第61回大会/科学技術振興機構(JST)

 共催ワークショップ「人・社会・科学技術のあるべき関係を求めて:ELSI

 研究と社会心理学」

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【開催案内】公開シンポジウム

 「身体・社会・感染症―哲学・倫理学・宗教研究はパンデミックをどう考え

 るか―」

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【主催】日本学術会議哲学委員会

【共催】日本哲学系諸学会連合、日本宗教研究諸学会連合

【日時】 令和 2年12月5日(土) 13:30~17:00

【場所】オンライン

【参加費】 無料

【定員】300人

【事前申込み】要 

 http://www.scj.go.jp/ja/event/2020/link/295-s-1205_link_1.html

【開催趣旨】

  イタリアの作家パオロ・ジョルダーノは次のように書いている。

  「すべてが終わった時、本当に僕たちは以前とまったく同じ世界を再現し

 たいのだろうか」。

  コロナウイルスが第一に蝕むのは我々の身体だが、それを通じて、社会も

 大きく蝕まれる。今回のパンデミックは、新自由主義とグローバリズムの限

 界を露呈したと言われている。また、我々の社会が抱える根本的な不正義と

 脆弱性も露わになってきた。身体をもって社会に住まう我々という存在のす

 べてのレベルにコロナウイルスは影響を与えた。パンデミックについて、人

 間とは何かを問い続けてきた哲学・思想は何を語りうるのかが問われている。

  また、パンデミックの「終息」と経済・社会・教育活動の「再開」という

 言説は、「もとにもどる」のが望ましいのだという前提を隠しもっている。

 それでいいのか。もとにもどることを期待するのではなく、パンデミック後

 (あるいは永遠に続くパンデミック中)の生き方と社会のあり方はどのよう

 なものであるべきかをあらためて考えること、それこそが思想・哲学がなす

 べきことである。

  パンデミックにともなって生じたさまざまな問題のうち、既存の哲学的枠

 組みで掬い取れるものを扱う、というやり方ではなく、哲学思想研究のやり

 方や枠組みじたいを変えていく必要もあるかもしれない。本シンポジウムを

 「パンデミック後の世界」の理念をともに構想する第一歩としたい。


【プログラム】  http://www.scj.go.jp/ja/event/2020/295-s-1205.html

【問い合わせ先】

 日本宗教研究諸学会連合事務局

 メールアドレス: jfssr20084*gmail.com (*を@に変更)

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【JST】日本社会心理学会第61回大会/科学技術振興機構(JST)

 共催ワークショップ「人・社会・科学技術のあるべき関係を求めて:ELSI

 研究と社会心理学」

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【日時】2020年11月8日(日)10:30~12:00

【方法】オンライン開催(Zoomウェビナー)

【参加費】無料(定員100名)

【参加申込】11月7日(土) 17:00までに以下URLにてお申し込みください。

 https://form.jst.go.jp/enquetes/elsi-ws-20201108

 ※日本社会心理学会第61回大会参加者の方は、参加申込は不要です。

  大会ヘルプデスクからの開催案内に従ってご参加ください。

【登壇】

 企画・司会:唐沢かおり (東京大学 大学院人文社会学系研究科 教授)

 話題提供 :唐沢かおり

       小林傳司 (大阪大学 名誉教授)

       濱田志穂 (科学技術振興機構 社会技術研究開発センター)

 指定討論者:浦光博 (追手門学院大学 心理学部心理学科 教授)

       戸田山和久 (名古屋大学 大学院情報学研究科 教授)

【概要】

  科学技術の進展は、人と社会のあり方に大きな影響を与えています。新し

 い知や恩恵をもたらし、豊かな社会を実現することに貢献してきた一方で、

 人類の歴史にとって不可逆的な破壊をもたらす可能性も論じられています。

 そのような中、ELSI(Ethical, Legal, and Social Issues/Implications)

 やRRI(Responsible Research and Innovation)というキーワードのもと、

 産・学・官の各レベルで学際的な議論を進める必要が認識され、研究開発プ

 ログラムや、そのことを専門的に論じる人材育成拠点も出来つつあります。

  人と社会との関係を論じてきた社会心理学は、このような動向に大きな貢

 献をなし得るポテンシャルを持ち、他分野からの期待も大きいと言えます。

 しかし、ELSI/RRIという言葉や概念が多くの社会心理学者にとってはなじみ

 がない状況にあること、さらには、我々が持つ知見や方法論が、他分野との

 協働研究の中で健全に用いられる必要があることを踏まえると、ELSI/RRIと

 は何か、また、この概念を巡る議論の歴史や関連する動向について、社会心

 理学コミュニティが理解したうえで、議論を深める必要があるのではないで

 しょうか。

  本ワークショップでは、ELSI/RRIを巡る学術的動向や官・産における動向、

 ELSI/RRI研究に社会心理学が携わることで生まれる新たな展開、知見・方法

 論の用いられ方に関する問題点、企画者が関わるプログラムでの具体的なフ

 ァンディングの可能性の紹介などを中心に話題提供を行います。指定討論で

 は、提示された論点について、批判的な検討を行います。これらを通して、

 社会心理学が「人・社会・科学技術のあるべき関係」に関する議論にどう関

 わり貢献していくのか、その可能性を探ります。


【問い合わせ先】

 国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST)

 社会技術研究開発センター(RISTEX)

 ELSIプログラム事務局

 E-mail: ristex-elsi*jst.go.jp(*を@に変更)

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