2014年3月27日木曜日

日本学術会議ニュース・メール ** No.442 ** 2014/3/26

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◇ 公開シンポジウム「学士課程教育における文化人類学分野の参照基準」
   の開催について(ご案内)
◇ 公開シンポジウム「同性婚・パートナー法の可能性-オランダの経験から学ぶ」
   の開催について(ご案内)
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  公開シンポジウム「学士課程教育における文化人類学分野の参照基準」
の開催について(ご案内)
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(開催趣旨)
 日本学術会議は、文部科学省高等教育局長からの審議依頼に応えて平成22年に
とりまとめた回答「大学教育の分野別質保証の在り方について」に基づき、自ら
教育課程編成上の参照基準を策定する作業を、関連する分野別委員会において
行っている。地域研究委員会は「人類学分科会」において審議を行い、このたび
「大学教育の分野別質保証のための教育課程編成上の参照基準文化人類学分野」
の原案がまとめられた。参照基準は、文化人類学ならびにその関連分野の教育
課程を設置する大学にいて広く利用していただくことが期待されている。この
シンポジウムは、日本学術会議内外から広く意見をいただき、それを最終案に
反映させるために開催するものである。

◆日 時:平成26年4月7日(月) 13:00~15:00
◆会 場:日本学術会議講堂(東京都港区六本木7-22-34)
◆プログラム 
  挨拶・全体説明 
    山本 眞鳥(日本学術会議第一部会員、法政大学経済学部教授)
 司会
  窪田 幸子(日本学術会議連携会員、神戸大学大学院国際文化学研究科教授)

  1.報告(13:10~13:30 )
    鏡味 治也(日本学術会議連携会員、
        金沢大学大学院人間社会環境研究科研究科長・教授)
    山本 眞鳥(日本学術会議第一部会員、法政大学経済学部教授)
 
  2.討 論(13:30~15:00)
   コメント(13:30~14:15)
    小泉 潤二(日本学術会議連携会員、日本文化人類学会会長、
        大阪大学未来戦略機構特任教授、国際高等研究所副所長)
    山下 晋司(帝京平成大学現代ライフ学部教授)
    石田 慎一郎(首都大学東京都市教養学部准教授)
    本多 俊和(放送大学客員教授)

    ※ 一般公開。参加費は無料。予約不要。
       詳細については、以下のURLを御覧ください。
       http://www.scj.go.jp/ja/event/index.html         
   【お問い合わせ先】 
              山本 眞鳥(日本学術会議第一部会員、法政大学経済学部教授)
                   E-mail:scjsection1【あっと】gmail.com
                                              
       日本学術会議事務局第一部担当 嶋津(TEL:03-3403-5706)

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  公開シンポジウム「同性婚・パートナー法の可能性-オランダの経験から学ぶ」
の開催について(ご案内)
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(開催趣旨)
 同性婚制度の導入が世界各地で相次いでいる。平成25年だけでも4か国が制度の
導入を決定し、既存のパートナー法の取り扱いなど具体的な議論が始まっている。
他方、日本では同性婚やパートナー法の法制化に向けた議論は進んでおらず、
当事者らによる法制定の働き掛けも具体的な成果をあげられていない。この
シンポジウムでは、平成13年に世界で初めて同性婚制度を導入したオランダに
おいて、法制化の中心的役割を果たしたボリス・ディトリッヒ氏を迎え、日本に
おける同性婚・パートナー法の法制化の可能性を探る。

◆日 時:平成26年4月7日(月)14:00~17:00
◆会 場:日本学術会議5階会議室(地下鉄千代田線乃木坂駅前)
◆プログラム  
  挨拶・全体説明 (14:00~14:10)
   戒能 民江(日本学術会議第一部会員、お茶の水女子大学名誉教授)
  
  基調講演 (14:10~15:00)
   ボリス・ディトリッヒ (ヒューマンライツウォッチ・LGBT ディレクター、
                             元オランダ国会議員)
  
  報 告 者 (15:00~15:35)
   谷口 洋幸(日本学術会議特任連携会員、高岡法科大学法学部准教授)
  
  休   憩(15:35~15:50)
  
  コメント(15:50~16:20)
   紙谷 雅子(日本学術会議連携会員、学習院大学大学院法務研究科教授)
   廣瀬 真理子(日本学術会議連携会員、東海大学教養学部教授)
   大江 千束(特別配偶者法(パートナー法)全国ネットワーク共同代表)
  
  総合討論(16:20~17:00) 
   司会:谷口 洋幸(日本学術会議特任連携会員、高岡法科大学法学部准教授)
            ボリス・ディトリッヒ (ヒューマンライツウォッチ・LGBT ディレクター、
                                   元オランダ国会議員)
      紙谷 雅子(日本学術会議連携会員、学習院大学大学院法務研究科教授)
         廣瀬 真理子(日本学術会議連携会員、東海大学教養学部教授)
      大江 千束(特別配偶者法(パートナー法)全国ネットワーク共同代表)
            
             ※予約不要。一般公開。参加費は無料。
            
 【お問い合わせ先】
     戒能 民江(日本学術会議第一部会員、お茶の水女子大学名誉教授)
      E-mail:kaino.tamie【あっと】ocha.ac.jp

     日本学術会議事務局第一部担当 嶋津(TEL:03-3403-5706)

2014年3月20日木曜日

日本学術会議ニュース・メール ** No.441 ** 2014/3/20

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◇ 会長談話「STAP細胞をめぐる調査・検証の在り方について」の公表について
◇ 平成26年度共同主催国際会議「第34回国際眼科学会」の開催について
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  会長談話「STAP細胞をめぐる調査・検証の在り方について」の公表について
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 3月19日(水)、会長談話「STAP細胞をめぐる調査・検証の在り方について」
を公表しましたので、お知らせします。

 会長談話
 http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-22-d6.pdf 

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  平成26年度共同主催国際会議「第34回国際眼科学会」の開催について
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 会 期:平成26年4月2日(水)~4月6日(日)[5日間]
 場 所:東京国際フォーラム(東京都千代田区)

 日本学術会議と日本眼科学会が共同主催する「第34回国際眼科学会」が、
4月2日(水)より、東京国際フォーラムで開催されます。
 当国際会議では、「眼科医療の進歩と世界の失明予防への貢献」をテーマに、
30を超える subspecialty 国際学会や地域学会がシンポジウムを企画しており、
日本眼科学会及びアジア太平洋眼科学会からも世界に向けた情報発信を行います。
これらの成果は眼科学の発展に大きく資するものと期待されます。また、本会議
には129ヵ国・地域から約16,000名の参加が見込まれています。
 また、一般市民を対象とした市民公開講座として、4月6日(日)に「生活習慣
と目」が開催されることとなっております。関係者の皆様に周知いただくとともに、
是非、御参加いただけますようお願いいたします。

第34回国際眼科学会 市民公開講座
「生活習慣と目」
 日 時:平成26年4月6日(日)
 会 場:東京国際フォーラム ホールC
 参加費:無料

※内容等の詳細は以下のホームページをご参照ください。
○国際会議公式ホームページ(http://www.woc2014.org/)

【問合せ先】日本学術会議事務局参事官(国際業務担当)付国際会議担当
 (Tel:03-3403-5731、Mail:i254【あっと】scj.go.jp)

2014年3月17日月曜日

科学技術振興機構 科学技術コミュニケーション推進事業

表記の案内が郵送でありましたので、スキャンしたPDFをアップいたします。

https://db.tt/8OLWEJEU

             科学技術社会論学会事務局


2014年3月7日金曜日

日本学術会議ニュース・メール ** No.440 ** 2014/3/7

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◇ 会長談話「緊急事態における日本学術会議の活動に関する指針の策定について」
  の公表について
◇ 公開シンポジウム「食品安全分野におけるレギュラトリーサイエンスの役割と
                     課題」の開催について(ご案内)
◇ 内閣府総合科学技術会議事務局よりのお知らせ
◇ 2014年度国際交流基金賞について(ご案内)
◇「航空、その他の分野における日・EU間の研究協力の可能性」
  ‐ホライズン2020について(ご案内)
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  会長談話「緊急事態における日本学術会議の活動に関する指針の策定について」
 の公表について
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 2月28日(金)の幹事会において、緊急事態における日本学術会議の活動に
関する新たな指針を策定しました。
 3月6日(木)、この指針の趣旨、内容などを対外的に発信する会長談話「緊急
事態における日本学術会議の活動に関する指針の策定について」を公表しました
ので、お知らせします。

 会長談話本文
 http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-22-d5.pdf
 (参考)緊急事態における日本学術会議の活動に関する指針
 http://www.scj.go.jp/ja/scj/kisoku/117.pdf

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 公開シンポジウム「食品安全分野におけるレギュラトリーサイエンスの役割と
                    課題」の開催について(ご案内)
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1.日時:平成26年3月14日(金)13:30~17:00

2.場所:日本学術会議講堂(東京都港区六本木7-22-34)

3.主催:日本学術会議農学委員会・食料科学委員会・健康・生活科学委員会
     合同食の安全分科会、獣医学分科会

4.開催趣旨
 日本の食品安全行政は、2003年に食品安全基本法が制定され、関連行政組織が
刷新されて以降、10年が経過した。この間、科学的知見にもとづきリスクを管理
するためのリスクアナリシスの枠組みが導入され、リスク管理機関及びリスク
評価機関により定着がはかられてきた。このような食品安全行政を進めるため
には、科学的なデータや知見、手法の開発を支えるレギュラトリーサイエンス
と呼ばれる新たな科学領域の確立が不可欠であり、関連する自然科学・人文社会
科学の連携が必要とされる。あわせて、リスク管理機関、評価機関はもとより、
事業者等においても、高度な専門能力をもつ人材の幅広い養成が必要であり、
これら人材を養成する職業内研修および高等教育機関の役割が重要である。
 食品安全行政における科学的知見の活用とそのあり方に関しては、食の安全
分科会としても、レギュラトリーサイエンスの役割と課題についての提言として
取りまとめてきたところである。わが国において、今後どのようにレギュラトリー
サイエンスを確立し、専門人材の育成をはかるか、多角的な視点から検討する。

5.プログラム
13:30~13:40 開会挨拶 
             吉川 泰弘(日本学術会議第二部会員、食の安全分科会委員長、
            千葉科学大学副学長)
13:40~14:00 解題 
             新山 陽子(日本学術会議連携会員、京都大学農学研究科教授)

14:00~14:30 「リスク管理機関におけるレギュラトリーサイエンスの活用と
               必要な人材の育成」 
               山田 友紀子(元農林水産省技術総括審議官)

14:30~15:00 「リスク評価からみたレギュラトリーサイエンスと専門人材の育成」
               小坂 健(東北大学大学院国際歯科保健学分野教授)

15:00~15:10 休憩

15:10~15:40 「リスクコミュニケーションからみたレギュラトリーサイエンス
        と専門人材の育成」 
               広田 すみれ(東京都市大学メディア情報学部教授)

15:40~16:10 「アカデミックサイドからみたレギュラトリーサイエンスへの取り組み」
               長澤 秀行(日本学術会議連携会員、帯広畜産大学学長)

16:10~16:50 総合討論
            (司会)新山 陽子(日本学術会議連携会員、
                               京都大学大学院農学研究科教授)
16:50~17:00 閉会挨拶 
             吉川 泰弘(日本学術会議第二部会員、食の安全分科会委員長、
                        千葉科学大学副学長)

※ 事前申し込み不要。入場無料。

6.問い合わせ先
  新山 陽子(食の安全分科会副委員長、京都大学農学研究科教授)
  niiyama【あっと】kais.kyoto-u.ac.jp

  立川 雅司(食の安全分科会幹事、茨城大学農学部教授)
  mtachi【あっと】mx.ibaraki.ac.jp

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  内閣府総合科学技術会議事務局よりのお知らせ
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本日3月7日、総合科学技術会議で検討を進めてきた革新的研究開発推進
プログラム(ImPACT)のプログラム・マネージャーの公募を開始しました
のでお知らせいたします。

公募の詳細については、下記の内閣府のページをご覧ください。
http://www8.cao.go.jp/cstp/sentan/kakushintekikenkyu/pmkoubo.html

<本件についてのお問い合わせ>
 内閣府政策統括官(科学技術政策・イノベーション担当)付 
 最先端研究開発支援プログラム担当室 吉田、高久、大崎
 03-3581-1143(直通) 

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  2014年度国際交流基金賞について(ご案内)
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 2014年度国際交流基金賞について、推薦依頼がありましたため、お知らせ
いたします。
国際交流基金賞は、学術、芸術その他の文化活動を通じて、国際相互理解の
増進や国際友好親善の促進に長年にわたり特に顕著な貢献があり、引き続き
活動が期待される個人又は団体を顕彰している賞です。同賞にふさわしいと
考えられるものがありましたら、ご推薦をお願いします。
 賞の概要及び推薦要領につきましては、以下のホームページでご確認ください。
 http://www.jpf.go.jp/j/about/award/index.html 

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 「航空、その他の分野における日・EU間の研究協力の可能性」
  ―ホライズン2020について(ご案内)
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■日時:平成26年3月17日(月)10時00分~12時30分(受付開始:9時30分)
■会場:駐日欧州連合代表部(東京都港区南麻布4-6-28)
■主催:駐日欧州連合代表部
■趣旨:航空分野における日・EU協力に関して御興味のある方を対象に、EUの
        研究・イノベーション資金助成計画「ホライズン2020」について御説明
        します。
■次第
 9:30       登録
         コーヒーブレイク

 10:00-10:15 Welcome Address
       バーバラ・ローデ(駐日欧州連合代表部公使参事官、科学技術部長) 
             Opening Remarks
      飯田 陽一(経済産業省製造産業局航空機武器宇宙産業課長)

 10:15-11:00 Presentation of Horizon2020
             Pablo PEREZ-ILLANA
      (欧州委員会研究・イノベーション総局政策・プログラムオフィサー)

 11:00-11:30 Comment by METI
       Q&A

 11:30-12:30 昼食会

■参加費:無料
■使用言語:英語のみ
■参加方法:事前登録が必要です。下記のお問い合わせ先まで御連絡ください。
■問い合わせ先:駐日EU代表部科学技術部 富久薫
               (kaoru.tomihisa【あっと】eeas.europa.eu)
■詳細URL:http://www.euinjapan.jp/media/news/news2014/20140305/114755/

2014年3月6日木曜日

合評会「JJSC 第14号を読む会」開催案内

『科学技術コミュニケーション』第14号に掲載された「地球温暖化と科学コミュニケーション」に関する小特集をとりあげ、下記の通り東京で合評会を開催します。

この小特集は、昨年9月のシンポジウム(主催:北海道大学CoSTEP・科学技術社会論学会)で「闘論」を繰り広げた哲学者と科学者、社会学者の3人が、席上での発表内容をもとに書き下ろした論考を集めたものです。

評者は、小特集でも話題となった「世界市民会議(WWViews)」の企画運営を2012年に手がけた、日本科学未来館の池辺靖さん。池辺さんの報告を手がかりに、地球環境問題と科学コミュニケーションをめぐる議論の諸相に迫ります。

会場ビルの警備の関係上、入館される方を予め登録させていただく必要があります。参加ご希望の方は、申込フォームから事前にお申し込みください。なお今回は、インターネットでの中継、遠隔参加は行いません。

参加申込フォームURL:http://bit.ly/1jQ1BUK

■日時 2014年3月30日(日)13:00~15:00

■会場 北海道大学東京オフィス
 東京都千代田区丸の内1丁目7-12 サピアタワー10階(東京駅日本橋口前)
 ▽アクセス情報:http://www.hokudai.ac.jp/introduction/satellites/tokyo/
*申込時にご登録いただくメールアドレスに、入館方法の説明をお送りしますのでご確認ください。

■とりあげる論考 小特集「科学技術社会論学会シンポジウム2013 さっぽろ
地球温暖化問題と科学コミュニケーション:哲学者と科学者と社会学者が闘論」(『科学技術コミュニケーション』第14号から)の3本の論考をまとめてとりあげます。

■評者 池辺 靖 氏(日本科学未来館)

■定員 約30人(下記の申込先着順で受け付けます)

■申込方法 参加は無料ですが、参加ご希望の方は3月25日(火)までに、下記のURLにあるフォームからお申し込みください。会場ビルの警備の関係上、入館される方を予め登録する必要があります。お申し込みいただいた方に、入館方法をご案内します。

■参加申し込みフォームURL:http://bit.ly/1jQ1BUK

■主催 「JJSCを読む会」実行委員会*
■共催 北海道大学大学院理学院自然史科学専攻 科学コミュニケーション講座
■協力 北海道大学CoSTEP
■備考
・当日のディスカッションは、参加者がすでに各論考をよく読んでいることを前提にして進めます。論考はすべて、『科学技術コミュニケーション』ウェブサイトから無料でダウンドードできます。
・『科学技術コミュニケーション』の編集委員も出席し、最近改定された投稿規定の紹介や、今後の原稿募集のスケジュールに関するお知らせの時間も設ける予定です。投稿をお考えの方は、ぜひこの機会をご活用ください。
・JJSCを読む会の後、15:30から同じ会場で、北海道大学CoSTEPの2014年度受講生募集に関する説明会が開かれます。

■問い合わせ先
JJSCを読む会についてのお問い合わせは、以下のアドレスまでお願いします。実行委員会の担当者に届きます。
rj[a]hos2.sci.hokudai.ac.jp
([a]を@に変えてください)

*「JJSCを読む会」実行委員会は、上記の共催・協力組織の教員や大学院生、受講生など有志若干名で構成しています。今回の実行委員(*印=責任者)は、川本思心、郡伸子、杉山滋郎、斉藤健、出村沙代、三上直之*です

2014年3月5日水曜日

STS Network Japan2013年度 春のシンポジウムのご案内


STS Network Japan2013年度 春のシンポジウム

日本におけるSTS・科学技術社会論の25
―その実際問題を、各世代の「若手」からのキャリアを通して考える―

STS Network Japanは、20153月に設立から四半世紀を迎えます。今回の春のシンポジウムはこの25周年に向けた企画として、それぞれの世代の「若手」がどのようにSTSと関係しながらキャリアをこれまで形成してきたか、あるいは形成するにあたっての課題に直面しているのかという視点から、日本におけるSTS・科学技術社会論という学術分野の実際の傾向や問題点を歴史的に浮き彫りにしていきたいと考えています。
日本におけるSTSは、「既存の学問の殻を突き破る新しい形の科学技術論の研究・教育分野」であることを志向してきました。このように、学際的ないし学術界の枠組みすらも超えようとする新分野であることが期待されたこともあり、その活動においてはそれぞれの時代の「若手」が重要な牽引役を担ってきました。そして、90年代以降の高等教育・科学技術政策の変革などにも大きな影響を受けながら、さまざまな活動を展開してきました。その中で、「若手」の構成も時とともに変化し、当初の「若手」は科学技術社会論学会を発足させつつ学術分野としての社会的確立を目指し、その一方でSTSNJは新たな「若手」に担われながらより自由な活動を展開しています。
ただ、このように活動を社会的に展開するにあたって、その内容に科学技術政策への動員や新自由主義の影響が指摘されたり、あるいは学術分野としての基盤があいまいであるがゆえにキャリア形成を考える上でのディシプリンとしての脆弱性が指摘されたりしています。そして、このような問題意識から、近年あらためて「日本におけるSTSとは何であった/何であるのか」を問い直す機運も高まっています。
そこで、今回のシンポジウムでは、STS以前に若手であった世代も含めて、自身のキャリア形成とSTSとの関係についてそれぞれの世代の方々に話題提供してもらうことで、この四半世紀のSTSの実際を当事者視点から浮かび上がらせていきたいと考えています。日本のSTSはその時代において何であったのか、学術分野として何が期待され、どのように機能したのか。まずは、STSとは何か、や、どうあるべきか、を理念的に議論するのではなく、実際にどうであったのか、を歴史的に検証したいと考えています。
なお、多様な情報に基づいて、多様な可能性を検証したいと考えています。そのため、登壇者による一方的な情報提供ではなく、参加者全体からの情報提供も重視するような進行を考えています。ぜひ世代を問わずさまざまな方にご参加いただけましたら幸いです。

※参加費、事前の申し込みは不要です。
STSNJの会員でない方もご参加いただけます。

日時:329日(土)13:00-17:30(開場12:30
場所:早稲田大学 理工(西早稲田)キャンパス 52号館101教室
東京都新宿区大久保3-4-1
※大隈講堂がある早稲田キャンパスではありませんのでご注意ください。
http://www.waseda.jp/jp/campus/nishiwaseda.html

プログラム
13:00       趣旨説明:夏目賢一(金沢工業大学)
13:20       小林信一(国立国会図書館)「1990年代における高等教育・科学技術政策の質的転回と科学技術社会論」
14:00       松原克志(常磐大学)「一個人のキャリアから考察するSTS Network Japanの展開―1990年代までを中心として―」
14:40       休憩
14:50       春日匠(原子力市民委員会)「STSの失われた10年―2000年代の<STSバブル>と科学技術コミュニケーション批判―」
15:30       標葉隆馬(総合研究大学院大学)「現在の学問分野としてのSTSの現状とその課題、そして若手キャリアの可能性と現実」
16:10       休憩
16:20        コメンテーター:木原英逸(国士舘大学)、森下翔(京都大学)
16:50        総合討論「学術分野・キャリアとしてのSTS・科学技術社会論」
17:30        終了予定(18時まで延長の可能性あり)