2011年7月19日火曜日

日本学術会議ニュース・メール ** No.305 ** 2011/7/15 

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◇ 日本学術会議 広渡清吾新会長の就任について(お知らせ)
◇ 公開シンポジウム「口蹄疫、高病原性鳥インフルエンザ等の危機を乗りこ
えるために」の開催について(ご案内)
◇ 公開シンポジウム「進化する生物の世界−生体高分子から生物多様性、脳
 -神経系から人間社会まで」の開催について(ご案内)
◇ JST社会技術研究開発センターからのお知らせ(3件)
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  日本学術会議 広渡清吾新会長の就任について(お知らせ)
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金澤前会長が6月19日に定年退職したことに伴い、7月11日に開催された第160回総会で、第16代会長(任期:9月30日まで)に広渡清吾会員(第1部)が選出されました。
 広渡会長は、副会長に大垣眞一郎会員(第3部)、秋山弘子会員(第1部)及び唐木英明会員(第2部)を指名し、就任挨拶において、会員、連携会員の力をあわせて、日本の科学者の代表機関として、日本学術会議が所期の使命を果たすことができるように力を尽くしていきたいと述べられました。

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 公開シンポジウム「口蹄疫、高病原性鳥インフルエンザ等の危機を乗りこえるために」の開催について(ご案内)
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 ◆日  時:平成23年8月5日(金)13:00〜17:00

 ◆場  所:独立行政法人家畜改良センター講堂(福島県西白河郡西郷村)

 ◆主  催:日本学術会議農学委員会・食料科学委員会

 ◆共  催:独立行政法人 家畜改良センター、社団法人 日本畜産学会、
社団法人 日本獣医学会

 ◆開催趣旨: 近年わが国に大きな災禍をもたらした口蹄疫、高病原性鳥インフルエンザは、依然として畜産界にとって大きな脅威となっています。こうした危機を乗り越え今後の展望を切り開いていくためには、これら伝染病に関して常日頃から防疫意識を高めておき、万が一の際の迅速な初期対応や貴重な育種資源のリスク管理について備えをしておくことが極めて重要です。
 このため、国内の第一線で活躍されている専門家から関係分野についてご講演を頂き、これまでの発生事例と防疫対応から学ぶべきこと、関係分野の最新の研究成果から対策として活かすべきこと等について理解を深め、わが国畜産の持続的発展のための方策について考えるシンポジウムを開催します。
       
 ◆次  第:

  開会 挨拶:矢野秀雄(日本学術会議第二部会員、独立行政法人家畜改良センター理事長)

  第1部(講演会)  

    1)口蹄疫の病性と発生事例から学ぶ防疫技術の現状    
      村上洋介 (帝京科学大学生命環境学部教授)

    2)高病原性鳥インフルエンザに関する最近の知見 
        喜田 宏 (日本学術会議連携会員、北海道大学大学院獣医学
             研究科教授・人獣共通感染症リサーチセンター長)

    3)家畜遺伝資源の保存・復元

     (1)家畜生殖細胞の保存、個体復元に関する研究開発動向
        眞鍋 昇(日本学術会議連携会員、東京大学大学院農学生命科学
                   研究科教授、日本繁殖生物学会理事長)

     (2)家畜改良センターの家畜育種資源確保の取り組み
     岡部昌博((独)家畜改良センター改良部長)

  − 休憩 −

  特別講演  放射性物質と畜産 —過去の事例を中心に—(仮題)
      塩谷 繁 ((独)農業・食品産業技術総合研究機構畜産草地研究所
家畜飼養技術研究領域長)
 
  第2部(パネルディスカッション)
コーディネーター:濱岡 隆文((独)農業・食品産業技術総合研究機構
動物衛生研究所長)
 
  閉会
 
 ◆参加無料・参加申込み先:
家畜改良センターのホームページからお申込みください
       ( http://www.nlbc.go.jp )

 ◆問い合わせ先:
   独立行政法人家畜改良センター(中央畜産研究施設)
 担当:鹿又、滝澤
   TEL 0248-25-7060 / FAX 0248-25-6755
E-mail kensyu[at]nlbc.go.jp
 
 詳細については、以下のURL(日本学術会議HP)を御覧ください。
 http://www.scj.go.jp/ja/event/pdf/127-s-2-3.pdf

【問い合わせ先】  
   日本学術会議事務局第二部担当 相原
   Tel:03-3403-1091

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 公開シンポジウム「進化する生物の世界−生体高分子から生物多様性、
脳-神経系から人間社会まで」の開催について(ご案内)
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 ◆日  時:平成23年7月31日(日)13:00〜17:00

 ◆場  所:京都大学時計台百年記念ホール(京都府京都市左京区吉田本町)

 ◆主  催:日本学術会議基礎生物学委員会・統合生物学委員会合同
進化・系統学分科会、日本進化学会

 ◆共  催:京都大学グローバルCOE〈生物多様性と進化〉
       新学術領域〈複合適応形質進化の遺伝子基盤解明〉

 ◆開催趣旨: 高校生や一般人を対象にした公開シンポジウムである。地球上に生息する生き物のダイナミックな進化の様子を、DNAやタンパク質などの変異から、単細胞の生物、多細胞生物の生理的な表現型可塑性やエピジェネティクスを介して生物多様性へ、さらには動物の脳−神経系が司る学習行動から人間の言語の進化まで広く観ることで、生物進化の新しい理解を探るとともに、進化学最前線の面白さを若い世代にやさしく伝えたい。なお、平成24年度から施行される新学習指導要領の高校生物にも一部対応したテーマが新たな切り口で展開されるので、進化教育にも資する企画である。

 ◆次  第:

  ○コーディネーター  
       嶋田 正和(日本学術会議連携会員、
東京大学大学院総合文化研究科教授)
       長谷部 光泰(日本学術会議連携会員、
自然科学研究機構基礎生物学研究所教授)

  ○演題・演者等

   長谷部 光泰(日本学術会議連携会員、
自然科学研究機構基礎生物学研究所教授)
      「はじめに−現代進化生物学の面白さ」 

   山岸 明彦 (東京薬科大学・教授)
      「古細菌からわかる生命の初期進化40億年前の世界」

   加藤 茂明 (東京大学・分子細胞生物学研究所・教授)
      「第二の遺伝暗号−エピゲノム」

   清水 健太郎(チューリッヒ大学・植物生物学研究院)
      「気候変動によって植物は進化するか?」

   伊藤 元己(東京大学・大学院総合文化研究科・教授)
    「生物多様性とバイオインフォマティックス」

   岡ノ谷 一夫(日本学術会議連携会員、東京大学大学院教授)
      「動物コミュニケーションから考える言語の起源」

   岡田 典弘 (東京工業大学・生命理工学部・教授) 
      「種分化の分子基盤: ヴィクトリア湖の魚たち」

   嶋田 正和(日本学術会議連携会員、東京大学大学院総合文化研究科教授)
      「おわりに−進化学の最前線と進化教育の新しい展開:
新学習指導要領への高大連携」

 ◆問い合わせ先:
  阿形清和
   〒606-8502 京都市左京区北白川追分町
   京都大学・理学研究科・生物物理学教室  
   TEL 075-753-4200 / FAX 075-753-4203
  E-mail agata[at]mdb.biophys.kyoto-u.ac.jp
 
 詳細については、以下のURL(日本学術会議HP)を御覧ください。
  http://www.scj.go.jp/ja/event/pdf/125-s-2-6.pdf

【問い合わせ先】  
  日本学術会議事務局第二部担当 相原
   Tel:03-3403-1091

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◆◇JST社会技術研究開発センターからのお知らせ(3件)
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  1  公開シンポジウム 震災からの復興を「活力ある街・地域」創りにつなげる
  〜地域の「潜在力」を引き出す社会技術〜
  [会期]:2011年8月4日(木)  10:00〜16:30(開場9:30)
 [会場]:仙台国際センター大会議室[萩](仙台市青葉区青葉山)
     http://www.sira.or.jp/icenter/index.html
 [主催]:科学技術振興機構(JST)社会技術研究開発センター(RISTEX)
 [後援(予定)]:仙台市/東北大学/社団法人 東北経済連合会/株式会社 河北新報社
 [参加費]:無料(定員250名)
 [詳細・お申し込み]:Webサイトをご覧ください。
           http://www.itsr.jp/
 [お問い合わせ]:シンポジウム事務局 (株)第一エージェンシー内
電話番号 022-265-3460/FAX番号 022-265-0455
E-mail infomail[at]itsr.jp

 2 <提案募集開始のご案内>「科学技術イノベーション政策のための科学
   研究開発プログラム」
  ■募集期間
   平成23年7月5日(火)〜平成23年8月29日(月)正午
  ■募集要項
   社会技術研究開発センター ホームページ
   http://www.ristex.jp/examin/suggestion.html
   府省共通研究開発管理システム(e-Rad)ポータルサイト
   http://www.e-rad.go.jp/
  ■募集説明会<予定>
   ○日時:平成23年7月25日(月)14:00〜16:00(13:30受付開始)
   ○場所:JSTホール(千代田区四番町5-3 サイエンスプラザ地下1階)
   ◯地図: http://ristex.jp/test/examin/images/sug02.jpg
Ustreamでの動画配信も予定しています。
  ■募集に関する最新情報・詳細等につきましては、下記をご覧ください。
   http://www.ristex.jp/examin/suggestion.html
  ■募集に関するお問合せ先
   独立行政法人科学技術振興機構(JST)
   社会技術研究開発センター 企画運営室 公募担当
   E-mail: pub-t@jst.go.jp
   Tel: 03-5214-0132 (受付時間:10:00〜12:00/13:00〜17:00)
   Fax: 03-5214-0150
  ■本プログラムは、文部科学省の推進事業の一環として実施しています。
   推進事業の詳細 http://crds.jst.go.jp/seisaku/

 3 社会技術研究開発センター「犯罪からの子どもの安全」研究開発領域
  国際犯罪学会 第16回世界大会 公開シンポジウム「科学的根拠に基づく
  子どもの被害防止 −研究から実践へ−」
  ◆日時:2011年8月8日(月) 13:15−16:30
  ◆会場:神戸国際会議場 1階メインホール(神戸市中央区)
  ◆言語:日本語・英語(同時通訳有)
   シンポジウムの詳細、お申し込みはこちら(参加費無料)
     https://www.ilcc.com/isc2011-kodomo/index.html
  【問い合わせ先】
     株式会社インターナショナルランゲージアンドカルチャーセンター
     (ILCC)内シンポジウム参加登録事務局
     TEL: 03-5562-3677/FAX: 03-5562-3666
     E-mail: isc2011-kodomo[at]ilcc.com

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  http://www.h4.dion.ne.jp/~jssf/text/doukousp/index.html
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