2011年1月28日金曜日

** 日本学術会議ニュースメール ** No.283 ** 2011/1/28   

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◇ 公開シンポジウム「ヒトの社会と愛〜ラミダス猿人化石からわかること〜」
 の開催(ご案内)  
◇ 公開シンポジウム「グローバル化の時代における法と法学教育:国際関
係法を中心に」の開催(ご案内)
◇ 「学士課程教育における経営学教育の在り方—経営学教育の質保証に向け
 て—」の開催について(ご案内)
◇ 公開シンポジウム「科学の社会的責任」の開催(再案内)
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 公開シンポジウム「ヒトの社会と愛〜ラミダス猿人化石からわかること〜」
の開催(ご案内)
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 自然人類学の研究の中心は、現在でも化石骨の研究である。昨年、アフリカ
で発見されたラミダス猿人の研究成果が一連の論文として日本の研究者を含む
国際チームによって発表された。
その成果には、ラミダス猿人の男女差が小さいという、人間の特徴がすでに現
れていた。そこで、日本におけるラミダス猿人研究の中心である諏訪元教授に
まず講演していただき、さらに男女の性差についての考察を、長谷川真理子教
授(日本学術会議連携会員)が話すという形式で、数百万年にわたる人類進化
を立体的に議論する機会を提供したい。

◆日時:平成23年2月6日(日)14:00〜17:00
◆場所:東京大学 理学部2号館 大講堂
    (地図:http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_06_02_j.html)
◆主催:日本学術会議基礎生物学委員会・統合生物学委員会合同自然人類学分科会、
    日本人類学会、東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻、東京大学総合研究博物館
◆共催:日本霊長類学会、日本文化人類学会
◆次第(予定):
 14:00〜14:05 主催者あいさつ
 14:05〜15:05 講演:ラミダス猿人化石の全容 
             諏訪元(東京大学総合研究博物館・教授)
 15:05〜15:35 コメント 
             馬場悠男(国立科学博物館・名誉館員)
             山極寿一(京都大学大学院理学研究科人類進化論・教授)
             中務真人(京都大学大学院理学研究科自然人類学・教授)
 15:35〜15:50 休憩 
 15:50〜16:30 講演:ヒトにおける性差:生物学と文化の交差点
             長谷川眞理子(総合研究大学院大学・教授)  
 16:30〜17:00 全体討論 
 
 ※事前申し込みは必要ありません。定員200名です。
  
 詳細については、以下のURL(日本学術会議HP)を御覧ください。
http://www.scj.go.jp/ja/event/pdf/113-s-2-4.pdf

【連絡先】
 国立遺伝学研究所 集団遺伝研究部門 
 斎藤研究室
 Email saitounr[at]lab.nig.ac.jp 
 電話 055-981-6790
 http://anthropology.lab.nig.ac.jp/

【問い合わせ先】  
 日本学術会議事務局第二部担当 木田
 Tel:03-3403-1091

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 公開シンポジウム「グローバル化の時代における法と法学教育:国際関
係法を中心に」の開催(ご案内)
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グローバル化の進行に伴い、それに対処できる人材の養成が喫緊の課題
となるが、分科会の検討結果を踏まえて、国際関係法教育を基本に据えつ
つ、広く実務における問題をも視野に入れながら、現状の把握と解決の方
向性を探る。

◆日時:平成23年2月14日(月)13〜17時
◆場所:日本学術会議6A(1)(2)会議室
◆次第(予定):
 司 会:松井 芳郎(連携会員、立命館大学教授)
 開会挨拶:広渡 清吾(第一部長、専修大学教授)

 第1セッション:国際関係法教育における国際的な経験
  * 「国際法研究・教育におけるグローバリゼーションへの対処——国際法
   協会「国際法教育」委員会における経験を手がかりとして——」
    報告者:森田章夫(連携会員・法政大学教授)
  * 「大学国際法教育シラバスと教科書の比較検討——日中韓を例に——」
    報告者:薬師寺公夫(立命館アジア太平洋大学教授)
  * 「国際関係法学分野における教育・研究の国際協力」
    報告者:吾郷真一(第1部会員・九州大学教授)
 第2セッション:グローバル化時代における国内法教育の課題
  * 「留学生に対する英語による日本法教育——刑事法を中心に——」
    報告者:高山佳奈子(連携会員・京都大学教授)
  * 「グローバル私法の勧め」
    報告者:櫻田嘉章(第1部会員・甲南大学教授)
  * 「国際関係法の立場から国内法教育に求めるもの——国際公秩序との
   リンケージを中心として——」
    報告者:小森光夫(連携会員・千葉大学名誉教授)
 第3セッション:国際関係法教育における社会連携
  * 「外交実務の立場から国際関係法教育に望むこと(仮題)」
    報告者:三上正裕国際法課長(外務省)
  * 「弁護士実務におけるグローバル化への対処について」
    報告者:片山達(アンダーソン・毛利・友常法律事務所パートナー弁護士)
 閉会挨拶:柳原正治(国際法学会理事長(予定))

 ※事前の申込みは必要ありません。

 詳細については、以下のURL(日本学術会議HP)を御覧ください。
http://www.scj.go.jp/ja/event/pdf/115-s-1-1.pdf

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「学士課程教育における経営学教育の在り方—経営学教育の質保証に向け
て—」の開催について(ご案内)
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日本学術会議経営学委員会「経営学教育の在り方検討分科会」(第21期)は、
平成23年度発足予定の「学士課程教育における経営学教育質保証」の審議に
向けて、「学士課程教育における経営学教育の在り方」の検討を行ってきま
した。本分科会での次のような事項を中心に審議を行ってきました。
(1) 経営学士、商学士、経営情報学士、経営工学士などの経営関連諸学士は
それぞれの専門分野においてどのような基本的知識・能力・技能を修得し
ておくべきか。
(2) 経営関連諸学士はその固有の分野の考え方と融合した考え方をどのよう
に体得しておくべきか。
(3) 経営関連諸学士が修得すべき知識と思考様式及び技能などの実践的力量
を教育するためにどのような教育課程及び教育方法があるか。
 本年3月末には、本分科会として「学士課程教育の経営学教育の在り方」
(提言)を取り纏める予定です。それに先立ち、本分科会「中間提言案」
を公開し、経営学関連教育分野及び実業界の立場からの意見と検討を行う場
として本シンポジュウムを開催します。

◆開催日時:平成23年2月19日(土)13時〜17時
◆開催場所:日本学術会議講堂
◆主催:経営学委員会経営学教育の在り方検討分科会
◆次第:
 総合司会  鈴木久敏(経営学教育の在り方検討分科会委員、筑波大学副学長)
 開会の辞  藤永 弘(連携会員、経営学教育の在り方検討分科会委員長、青森公立大学教授)
 (1) 基調講演
   司会:吉原正彦(連携会員、同分科会委員、青森公立大学教授)
  i  「学士課程教育における質保証」
    広田 照幸(大学教育の分野別質保証の在り方委員会委員、日本大学教授)
  ii 「学士課程教育における経営学教育の在り方」
    沼上 幹(連携会員、同分科会委員、一橋大学大学院教授)
 (2) パネル・ディスカッション「学士課程教育における経営学教育の在り方」
   司会:奥林康司(連携会員、同分科会委員、摂南大学副学長)
   パネリスト
   ・広田照幸(大学教育の分野別質保証の在り方委員会、日本大学教授)
   ・会計学教育分野:藤永 弘(連携会員、同分科会委員長)
   ・経営学教育分野:斎藤毅憲(連携会員、関東学院大学教授)
   ・商学教育分野:池尾恭一(同分科会委員、慶應義塾大学教授)
   ・経営工学教育分野:圓川隆夫(連携会員、東京工業大学社会理工学研究科教授)
   ・経営情報学教育分野:能勢豊一(同分科会委員、大阪工業大学教授)
   ・実業界の立場:森 正治(同仁医薬化株式会社代表取締役社長)
 閉会の辞  平松一夫(第一部会員、同分科会委員、関西学院大学教授)
◆一般公開・入場無料

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 公開シンポジウム「科学の社会的責任」の開催(再案内)
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※1月14日に配信致しましたが、後援が正式に決定しましたので、再度
  ご案内致します。

 1999年にブダベストで開催された世界科学会議で、科学界は従来の「知識
のための科学」に加えて「社会のための科学」の確立を目指すことが宣言さ
れ、科学の力で社会の問題を解決することが期待された。また各国は経済的
発展を目指す「科学技術立国」政策を採用している。一方、科学者の不正行
為が科学の質の低下を招いている現実もある。したがって科学の社会におけ
る責任を果たすためには科学の質保証が必要である。また、最近の会長談話
で取り上げたホメオパシー問題のように、社会には非科学の横行や科学に対
する不信などの現実もあり、それらに対する対策も必要である。そこで生命
科学の各分野における科学と社会の関係に関する課題と対策について考えて
みたい。


◆主催:日本学術会議第二部

◆後援:日本医歯薬アカデミー、日本農学アカデミー、生物科学学会連合

◆日時:平成23年2月1日(火)13:00〜15:50
              
◆場所:日本学術会議講堂

◆次第(予定):
 1 科学の社会的責任・課題と対策   
   浅島誠(日本学術会議第二部会員、産業技術総合研究所フェロー兼幹細胞工学研究センター長)

 2 医学の社会的責任・課題と対策   
   桐野高明(日本学術会議第二部会員、(独)国立国際医療研究センター総長)

 3 歯科医療の変遷      
   米田俊之(日本学術会議第二部会員、大阪大学大学院歯学研究科生化学講座教授)

 4 薬学の社会的責任・課題と対策   
   橋田充(日本学術会議第二部会員、京都大学大学院薬学研究科教授)

 5 健康・生活科学の社会的責任・課題と対策 
   南裕子(日本学術会議第二部会員、近大姫路大学学長)

 6 農学・食料科学の社会的責任−課題と対策−
   新山陽子(日本学術会議連携会員、京都大学大学院農学研究科教授)

 7 理学の社会的責任・課題と対策   
   黒岩常祥(日本学術会議第二部会員、立教大学大学院理学研究科・極限生命情報研究センター長、特任教授)

 8 ニセ脳科学のご注意
   藤田一郎(大阪大学大学院生命機能研究科教授)

 9 まとめ   
   唐木英明(日本学術会議第二部会員、東京大学名誉教授)


 ※事前の申込みは必要ありません。

 詳細については、以下のURL(日本学術会議HP)を御覧ください。
http://www.scj.go.jp/ja/event/pdf/113-s-2-3.pdf


【問い合わせ先】  
 日本学術会議事務局第二部担当 青池、木田
 Tel:03-3403-1091

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