■-------------------------------------------------------------------- 日本学術会議主催学術フォーラム「原子力発電所事故後の廃炉への取組と 汚染水対策」の開催について(ご案内) ---------------------------------------------------------------------■ ・日時:平成28年4月23日(土)12:30~17:30 ・場所:日本学術会議講堂 ・主催:日本学術会議 ・開催趣旨: 東日本大震災を受けて、福島第一原子力発電所は大事故・大災害を起こした。 政府関係者及び東京電力は廃炉に向けて全力で取組み、徐々に解決している 問題もあるが、まだ大きな難関の中にあるといわざるを得ない。この中でも、 地上及び地下水の放射能汚染問題は確実な処置と解決が必要である。 日本学術会議は東日本大震災復興支援委員会のもとに汚染水問題対応検討 分科会を設け、学術の立場から、政府や東京電力の関係者のヒアリング、 現地視察などをもとに、この問題について議論してきた。 このたびの学術フォーラムでは、「福島第一原子力発電所の廃炉への取組」 及び「福島第一原子力発電所の汚染水対策」の現状について、具体的にこの 対策に当たっている政府と東京電力の関係者による報告を受ける。 次に、研究者から「未経験の大事故と対策のあり方」の観点で、より確実な 対策の推進に向けての意見を聞く。これらを通じて、原子力発電所などの 未経験の大事故と対策のあり方を議論したい。 ・次 第: 総合司会 沖 大幹(日本学術会議連携会員、東京大学生産技術研究所教授) 12:30-12:40 開会挨拶 花木啓祐(日本学術会議第三部会員・副会長、 東京大学大学院工学系研究科教授) 12:40-12:50 趣旨説明 和田 章(日本学術会議連携会員、東京工業大学名誉教授) 12:50-13:40 1.「福島第1原子力発電所の廃炉への取組」 1)全体計画 尾澤卓思(内閣府原子力災害対策本部廃炉・汚染水対策チーム 事務局長補佐 大臣官房審議官) 2)取組の現状 大沢高志(東京電力(株)福島第一廃炉推進カンパニー プロジェクト計画部部長) 13:40-14:40 2.「福島第一原子力発電所の汚染水対策の現状」 1)地下水への対応 中村紀吉(東京電力(株)福島第一廃炉推進カンパニー プロジェクト計画部部長) 2)汚染水の処理 山口 献(東京電力(株)福島第一廃炉推進カンパニー プロジェクト計画部課長) 14:40-14:55 休憩 14:55-17:20 3.「未経験の大事故対策に関する開かれた議論」 司会 沖 大幹(前掲)、和田 章(前掲) 1)汚染水対策に関する第三者評価と残る課題 嘉門雅史(日本学術会議連携会員、京都大学名誉教授) 2)未経験の大事故に関わるリスク認知 花木啓祐(前掲) 3)巨大化する技術と大事故にかかわる法学の対応 吉田克己(日本学術会議第一部会員、 早稲田大学大学院法務研究科教授) 4)地域再生を阻む福島原発事故と放射能汚染 山川充夫(日本学術会議第一部会員、 帝京大学経済学部地域経済学科教授) 5)土-水-生物系における汚染水の問題 南條正巳(日本学術会議第二部会員、 東北大学大学院農学研究科教授) 6)福島第一原子力発電所汚染水対策の一提案 圓山重直(日本学術会議連携会員、東北大学流体科学研究所教授) 7)水工学の観点から見た課題と対応 小池俊雄(日本学術会議連携会員、 東京大学大学院工学系研究科教授) 8)総合コメント 17:20 -17:30 閉会挨拶 嘉門雅史(前掲) (参加費 無料) 定 員:先着250名 お申込み:下記サイトの申込フォームよりお申込ください。 https://ws.formzu.net/fgen/S57675157/ 定員になり次第締め切らせていただきますので、御了承ください。 アクセス:日本学術会議(東京都港区六本木7-22-34) 東京メトロ千代田線「乃木坂駅」下車、 5番出口(青山霊園方面)より徒歩1分