母がアルツハイマー型認知症と診断され10年が経ちます。高齢化社会において認知症対策はますます大きな課題となることが予想されます。2012年には科学技術振興機構(通称JST)から本学(常磐大学)への委託研究プロジェクト「不確実な科学的状況での法的意思決定」の後援により「認知症の母の介護体験からの提言」と題した講演を行いました。認知症の原因や治療法、認知症患者と家族を支える制度自体も確立しておらず、科学技術社会論、社会工学の研究者の一人としてこの課題に取り組んでいます。例えば介護ロボット(母の場合は癒し系)の開発普及、認知症対応型都市計画などの社会技術の実装研究の一環として、この写真展も位置づけています。また、実学の一つのあり方ではないかとも考えています。
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http://mother-cats.com/