■京都大学 物質-細胞統合システム拠点(WPI-iCeMS) イノベーションマネジメントグループ(IMG) ■国際ワークショップ「ライフ・イノベーション・マネジメント:国際比較と経営・政策科学的アプローチ」 ■開催のご案内 【1.開催趣旨】 長らく日本は、インベンション(科学的発見)では多くの成果を挙げてきているが、イノベーション(科学技術の活用)となると、欧米主要国はもとより、いくつかの新興国よりも劣勢である。これは、イノベーションの「種」の発見には熱心だった反面、「育て方」の研究・考察が必ずしも十分でなかったことを含意している。 本ワークショップでは、イノベーション推進の方策として、経営学、計量書誌学、ネットワーク組織論、ベンチャー論等の多角的な見地から、ライフイノベーション推進のあり方を検討する。第1部では、バイオテック企業の輩出で優れた実績を挙げているメディコン・バレーの事例、バイオテック産業クラスター形成に奏功しつつあるフランス・リヨンの事例を解説し、日本のバイオ産業に対する意味合いを考察する。そのうえで、昨今注目を集める幹細胞分野を事例に、日本そして関西の地域特性を多角的に議論し、本邦にふさわしいイノベーション・デザインの方法論を探る。また、本目的に加えて、経営・政策科学研究がライフイノベーションで今後果たすべき役割、社会科学と自然科学分野の研究者の協業のあり方についても議論したい。 【2.開催概要】 ・日時: 平成24年5月14日(月) 13:00-17:40 (懇親会:17:50-19:30) ・会場: 京都大学 物質-細胞統合システム拠点(WPI-iCeMS) 本館2階セミナー室 http://www.icems.kyoto-u.ac.jp/j/direction.html 京都市バス「京大正門前」(北行)下車徒歩0分(東山東一条交差点の北西角の建物) ・使用言語: 日本語、英語 ・参加費: 無料(懇親会:2,000円) 【3.プログラム】(演題は仮題) 13.00 - 13.10 開会のご挨拶 13.10 - 15.10 第1部 バイオテック産業組織論 13:10 - 13:40 講演1:北欧・デンマークにおけるバイオテック産業の育成 Prof Finn Valentin (コペンハーゲン・ビジネススクール 教授・バイオテック研究センター長) 13:40 - 14:10 講演2:フランスにおけるバイオテック産業の育成 Dr Eric Jolivet (トゥールーズ大学 経営管理大学院 准教授) 14:10 - 14:40 講演3:技術移転政策のインパクトと日本のバイオ産業クラスターにおける産学連携の発展:関西バイオクラスターにおける特許出願状況の縦モード分析 若林 直樹 (京都大学 経営管理大学院 教授) 14:40 - 15:10 討論1 指定討論者:淺田 孝 (京都大学 WPI-iCeMS 特任教授) 15:10 - 15:30 休憩 15:30 - 17:30 第2部 ライフイノベーション・デザインの手法論 15:30 - 16:00 講演4:地域イノベーション特性の書誌学的分析と評価:幹細胞分野の事例 綿谷 健治 (京都大学 WPI-iCeMS 博士研究員) 16:00 - 16:30 講演5:バイオテック産業クラスターの国際比較:クラスター統括組織の意義と役割 Dr Hawa Issa Munisi (京都大学 WPI-iCeMS 博士研究員) 16:30 - 17:00 講演6:日本におけるバイオテック・イノベーション・デザイン 仙石 慎太郎 (京都大学 WPI-iCeMS 准教授) 17:00 - 17:30 討論2(適宜、短縮或いは延長) 指定討論者: 安西 智宏 (京都大学 WPI-iCeMS 客員講師・東京大学 TR機構 特任講師) 17:30 - 17:40 閉会のご挨拶 17:50 - 19:30 懇親会(希望者のみ) 【4.申し込み方法等】 ・以下の情報を添えて、下記の電子メイルアドレスまでご連絡下さい。 - ご芳名(ふりがな): - ご所属企業/機関・部署名: - ご役職: - ご連絡先(電子メイル): - ご連絡先(電話): - 懇親会へのご参加(参加・不参加): ・申込み先:sengoku-g[at]icems.kyoto-u.ac.jp (京都大学 WPI-iCeMS 吉井) ・申込み締切日:平成24年5月9日(水) 【5.主催等】 ・主催:内閣府/独立行政法人日本学術振興会 最先端・次世代研究開発支援(NEXT)プログラム(平成22年-25年度)研究課題「幹細胞科学技術の統合的イノベーション・マネジメント研究と人材育成・事業化支援」 ・共催:京都大学 物質-細胞統合システム拠点(WPI-iCeMS) イノベーションマネジメントグループ ・協賛:京都大学 経営管理大学院、NPO法人京都SMI ・後援:日本ベンチャー学会 以上