2012年3月22日木曜日

第2回 法哲学若手漫談「科学論の「第三の波」と法哲学」のお知らせ

第2回 法哲学若手漫談「科学論の「第三の波」と法哲学」
http://kokucheese.com/event/index/31813/

日時 :2012年 3月30日(金)19:00~21:00
場所 :ラボカフェ
    東京都文京区本郷4-1-3 明和本郷ビル7階
話題提供:
杉本雅明(東京大学大学院理学系研究科)
吉良貴之(常磐大学嘱託研究員・法哲学)
小林史明(明治大学法学部助手・法哲学) 

「科学論(science studies)」の「第三の波」と呼ばれる潮流は,科学知にお
ける「専門家」の役割の問い直しを図るものです.かつてのように専門家の権
威に頼ることはもはやできません.かといって「第二の波」論者のように,専
門家と非専門家の垣根を極端に相対化してしまう議論も非現実的なものとなっ
ています.両者の適切な関係を再定位し,「社会の中の科学」の望ましきあり
方を考えていくことが必要といえます.

今回のイベントでは,そういった思想潮流を踏まえ,具体的な場面における
「専門知」と「現場知」のアクチュアルな関係を考えていきます.その上で,
原理的な考察から制度設計までを視野に入れる法哲学の発想によって,議論を
より多層的かつ実践的なものとすることを目指します.特に,そこにおける
「司法」の役割は重要となることでしょう.

「法と科学」の問題が喫緊のものとなっている中,文系・理系を問わず多くの
みなさまにご参加いただければ幸いです.本イベントはいわゆる「サイエンス
カフェ」方式で開催し,活発な議論の実現を目指したく思っています. 

みなさまのご参加を,こころよりお待ち申し上げております.

参加費:無料(飲食代は自己負担でお願いします)
定員 :30名
    ※事前申込制
    ※申込み多数の場合は,ご希望に添えない場合があります
申込方法:
    下記URLにてお申し込みください.
    http://kokucheese.com/event/index/31813/
    ※先着順に申込みを受け付けます
    ※応募してくださったみなさまにご連絡させていただきます
問合せ先:
    E-mail: jurisprudence.bar[at]gmail.com
主催 :JST-RISTEX「不確実な科学的状況での法的意思決定」プロジェクト
    科学技術社会論グループ有志

※本イベントはJST-RISTEX委託研究「不確実な科学的状況での法的意思決定」
プロジェクト(代表:中村多美子)の一環として行われるものです.