2011年10月28日金曜日

2011年度年次研究大会・事務局企画シンポジウムについて

登壇者等未定の部分が多かった事務局企画シンポジウムの内容が固まって参りましたので、追加でご連絡いたします。

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科学技術社会論学会第十回年次研究大会 事務局企画シンポジウム

開催主旨:
科学技術社会論学会設立10周年を迎えるにあたって、これまでの10年の科学技術社会論および科学技術社会論学会のあり方を反省し、今後の10年を考えるための会員間の議論を喚起するきっかけとする。

目的と構成:
第一部と第二部では、目的は互いに関連するものの、若干異なっている。
第一部では、近年の科学技術白書の中に、科学技術社会論由来のターム、考え方が次々と取り込まれている現状を前提に、科学技術白書という媒体を通して科学技術社会論を反省するとともに、逆に、改めて科学技術社会論から科学技術白書を見直す。その結果として、科学技術社会論および学会のあり方を再検討する。この目的のために、今回、科学技術白書の作成を中心的に担当した行松氏に講演者を依頼した。
第二部は、多様な観点から、科学技術社会論および学会が抱える問題の洗い出すことを目的とする。
個々の問題に解決策をその場で与えることは志向せず、むしろフロアを含めた参加者がより多くの論点の所在を明らかにし、共有することを目的とする。時間制約があるので、多様な論点といっても全てを取り上げることはできないが、講演者には次のようなテーマを期待して、しかしそれに拘束されることなく講演いただくよう依頼を行った。

テーマ(順不同)
1. 学会の外からみた科学技術社会論の問題
2. 科学技術社会論の教育と科学技術社会論研究者のキャリアとを巡る問題
3. ジェンダーおよびジェンダー研究の観点から見た科学技術社会論(学会)の問題
4. 科学(研究)と科学技術社会論の界面に存在する問題
5. 科学技術社会論(という専門性)と政治(性)を巡る問題

日時:2011年12月3日(土)15:00〜17:40まで
場所:京都大学吉田南キャンパス・学術情報メディアセンター南館・地下大講義室(建物等は予定)
プログラム:
司会:中島秀人(科学技術社会論学会会長)
第一部:科学技術白書を通して考える科学技術社会論の課題
講演:『科学技術白書が描いた「科学技術と社会」』 (15:00〜15:40)
演者:行松 泰弘(文部科学省 科学技術・学術政策局 科学技術・学術戦略官(調査・評価担当))

コメント:15:40〜15:50
コメンテーター:小林傳司(大阪大学コミュニケーションデザインセンター教授
討論:15:50〜16:10

休憩 16:10〜16:20

第二部:総合討論「科学技術社会論(学会)の課題」
課題設定 :各10分講演(16:20-17:10)
登壇者(五十音順・登壇順は未定)
江間有沙(東京大学総合文化研究科博士課程)
加藤和人(京都大学人文科学研究所)
木原英逸(国士舘大学政経学部)
高橋さきの(翻訳家)
牧野淳一郎(東京工業大学理工学研究科)

討論:17: 10〜17:40